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News & Topics

第3クォーターの授業について

2020年9月15日

学生のみなさま、保護者のみなさま

南山大学 学長
ロバート・キサラ

本年7月21日付けの文書で、私は、標記の件につきまして「本学としては、第3・第4クォーターについてもオンライン授業を原則とする」旨の方針を示しました。しかし、一部マスコミ等の不正確な分類報道もあり、この方針につきやや誤解が生じているように見受けられますので、第3クォーターの始まりに際しまして、あらためてその内容につき説明をさせて頂きます。

まず、申し上げたいのは、第3クォーターの授業はオンライン授業のみではありません。その点は、第1・第2クォーターと全く異なります。7月21日付けの文書では、オンライン方式と対面式を原則と例外という形で表現しましたが、事実を正確に記せば、第3クォーター開講の全1,379科目中、オンラインによる授業は1,073科目(78%)、対面による授業は306科目(22%)となっています。学部によって多少異なっていますが、全学に関していえば、このような数値になります。
いずれにしましても、これは、「学生および教職員の健康と安全の確保が、何より第一」と考え、その上で、教育の性質上、対面式による授業の実施が望ましいものを各学部・学科に判断してもらい、最終的に導き出した結論です。オンライン方式から一気に対面式に切り替えるのは、1万人規模の本学では、やはりリスクが高いと考えています。今般、法学部が第3クォーターにおいて対面授業を実施するに際して対面授業科目について、学生を対象に、対面か遠隔(オンライン)かどちらを希望するかを聞いたところ、1年次生では対面が45%、遠隔が23%、未回答が32%、2年次生では対面17%、遠隔43%、未回答40%、3年次生では対面10%、遠隔43%、未回答47%、4年次生では対面35%、遠隔15%、未回答50%という結果になりました。法学部に限られていますが、こうした結果に、学生たちも対面授業になお躊躇を感じている様子が窺えます。

もちろん、本学も、対面による教育や対面による学生交流活動の重要性は十分認識しています。特に、本年度入学した1年生の皆さんにとって、そうした活動の意義は決して小さくありません。第2クォーター(外国語学部は第3クォーター)において1年生を対象に、学部ごとに学長講演会を実施し、あわせて学科ガイダンスや各クラブによるクラブ勧誘等の活動を行ったのは、まさにそうした問題意識からです。第3クォーターにおいても、学部・学科と協議しながら同種の行事を開催したいと考えています。
また、学生たち自身も、第3クォーター以降、学内留学を体験できる「ワールドプラザ」、学生交流センター「セントルム」等々の場においてオンラインを利用した各種の交流活動を計画しています。さらに、感染防止対策を徹底し、1年生を対象に「多文化交流ラウンジ(Stella)」では、留学経験のある先輩と話す企画、「ジャパンプラザ」では、外国人留学生と交流する企画を、対面で行うことも計画しています。
課外活動においても、第3クォーター以降、課外活動団体ごとに感染防止策を講じたうえで、活動時間、活動範囲の制限はあるものの、段階的に活動を始めています。

本学は、幸いにもクォーター制を採用しています。現段階では、第4クォーター(11月17日以降)も基本的には第3クォーターと同様の運用を考えていますが、今後の感染状況を見ながら、修正できるところは修正していきたいと考えています。今回の新型コロナウイルスに対しては、現段階では、ワクチンもできていませんし、その性質もまだ十分解明できていません。考えられるすべての事態を想定しながらも、「1万人のすべての学生たちが、確実にかつ継続して勉学できる環境を実現し、それを維持していくこと」がわれわれの責務だと考えています。皆さま方の、ご理解とご協力を、切にお願いする次第です。