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本学外国語学部ドイツ学科の学生が、京都女子大学主催第7回ドイツ語俳句コンテストで学長賞を受賞

2018年12月20日

京都女子大学主催第7回ドイツ語俳句コンテストにおいて、本学外国語学部ドイツ学科2年の島田衿花さんが、応募総数575句の中から最優秀賞にあたる「京都女子大学学長賞(Präsidentenpreis)」に選ばれました。授賞式は12月8日に京都女子大学図書館「交流の床」ホールで、大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事ヴェルナー・ケーラー氏をはじめとする来賓を迎えて行われました。

本コンテストはドイツ語で俳句を作ることを通して、ドイツ語学習および日本とドイツ語圏の文化交流の促進を目的として開催されており、日本の学校・大学でドイツ語を学ぶ学生が対象です。条件は、ドイツ語を使って、音節構造5-7-5で、「日常生活における一瞬・ひらめき」を詠むことで、今回は秋にまつわるもの(季語必須)が募集されました。一人二句まで応募できます。審査はドイツ語で創作する詩人・俳人、ドイツ語教育・文化機関の関係者等が行い、学長賞1名、IRIS賞3名、ルボミルスキ賞3名、フリーベル賞3名、芭蕉賞3名、上記の賞に入らなかった大学に所属する学生の中からさらに特別賞5名が選ばれます。

受賞した島田さんの句とそれについての講評の邦訳は次のとおりです。講評は本賞の審査にあたった、ドイツ語圏の著名な俳句研究者であるエドゥアルト・クロプフェンシュタイン氏(チューリヒ大学名誉教授)とライナー・マンケ氏(大阪ドイツ文化センター館長)によるものです。ドイツ語による講評原文、他の受賞作品と講評はコンテスト公式ホームページをご覧ください。

[ 受賞した島田さんの作品 ]

In der Taifunnacht
wird plötzlich der Raum dunkel.
Nur der Bildschirm glänzt.

台風の夜 真っ暗になった部屋 画面だけが光る

[ 講評(審査員:エドゥアルト・クロプフェンシュタイン氏、ライナー・ マンケ氏) ]

この俳句は、秋と関連付けられていると同時に、「日常生活で起こったことや、閃きのあった瞬間を表現する」という本コンテストの課題を満たしている。一読すればすぐに、とりわけ本年西日本を襲ったひどい悪天候が思い出される。あの時はまさに以下のようなことが起こった。―電力供給が途絶え、照明は消え、テレビは沈黙し、ノートパソコンやiPadだけが使用可能で光を放ちつづける。この俳句が描写するのは、この思いがけない出来事であり、自然現象と現代技術の間の緊張状態をテーマとしているのだ。その間で人間は半ば驚愕し、半ば面白がり、いくらかはどうすることもできずにいるのである。

学長賞を受賞した島田さん