体験学習実践のためのミニ・レクチャー
2002年 5月 15日 (水) 更新
このミニレクチャーは、体験学習を用いた教育・研修を実践するためのリーディング・テキストです。すべてPDFファイルで提供しています。 ![]()
「総合的な学習」への“体験学習”の試み----->8頁という長目ですが、まとめてみました。
三重大学で開催の学校心理士講習会の配付資料
2001年5月26日書き下ろしミニレクチャー
タイトル 概要 出典プロセスとは何か 私たちの日常生活のなかで多くの時間生活しているグループ体験(家族、友達関係、会社、学校など)のなかで、人間関係を捉える視点として、「コンテント」と「プロセス」が存在していることを示している。そして、「プロセス」を理解する基本的な視点として、コミュニケーションのデータ、意思決定のデータ、雰囲気のデータの収集の必要性を述べている。そして、それらのデータを収集・分析することは、体験から学ぶための大切な能力になることも記している。 1987 南山短期大学人間関係研究センター紀要『人間関係』、Vol.4,p.116-119. Tグループ実践への提案−私のTグループ体験から− 著者のこれまでの研究とTグループへの実践的参加の視点から、Tグループを用いた教育実践への問題提起を行っている。(1)セオリーセッションを設けること、(2)あのときあそこで(there and then)の大切さ、(3)Tグループ実践とリサーチとの統合といった視点から、Tグループによる教育実践を再吟味することの必要性を記している。 1990 南山短期大学人間関係研究センター紀要『人間関係』、Vol.7,p.146-149. 人間関係とフィードバック 人間関係トレーニングにおいて、フィードバックとは何か、そして何故フィードバックが必要なのか、またフィードバックの効果性について記している。そして、効果的なフィードバックを行うための留意点について7つほど取り上げ、解説している。 1990 南山短期大学人間関係研究センター紀要『人間関係』、Vol.7,p.199-202. 体験学習と学習ジャーナル−自己理解を深めるために− 体験学習とは何かを学びのための基本的ステップを取り上げ、それぞれのステップでの留意点にも触れ、記している。そして、体験から学ぶためには、学習のためのジャーナルの継続的な記述の必要性を述べるとともに、何故学習ジャーナルを書くのか、ジャーナル記入の際にはどのようなことが大切になるのかを、学習者の自己理解を促進するための視点から記している。 1991 南山短期大学人間関係研究センター紀要『人間関係』、Vol.8,p.159-166. コミュニケーションのプロセスとその障害要因 人間関係のなかで、重要な相互作用過程としての「コミュニケーションプロセス」について、電気通信回路のモデルを用いて説明を行い、それぞれのコミュニケーションプロセスで生起する障害要因について、詳細に解説を試みている。また、最後に人間関係における良き傾聴者となるための視点としてカール・ロジャースの提唱するカウンセリングの基本的態度を紹介している。 1992 南山短期大学人間関係研究センター紀要『人間関係』、Vol.9,p.179-185. 人間関係トレーニングにおける人間成長への変容モデル 人間関係トレーニングにおける、グループ成長及び個人の成長を理解するために重要である4つの変化の成長モデルを紹介している。そして、それらのモデルを理解することは、学習者自身が新しい行動を獲得するためにも、また教育者が教育実践を行うためにも、学習を促進する視点から有効になるであろうことを記している。 1993 南山短期大学人間関係研究センター紀要『人間関係』、Vol.10,p.139-145 『百聞は一見に如かず』ってほんとう? 日常生活におけるコミュニケーションの問題の原因を言語的な側面に求めやすいが、私たちが生きている空間は主観的な生活空間、コフカのいう行動的環境のもとで他者との相互作用を行っていることを平易に記述したものである。そして、そのためにも人間関係トレーニングの必要性があることを記している。 1994 南山短期大学人間関係研究センター紀要『人間関係』、Vol.11,p.97-102.
邦 訳/ミニ・レクチャー・シリーズ
タイトル 概要 出典センシティビティ・トレーニングとは何か? Tグループによるトレーニングと他の学習モデルとを識別するための学習過程に関する基礎的な仮説を考察し、トレーニングの目標と結果について、個人レベル、グループレベルそして組織レベルの観点から記述している。また、Tグループ効果と併せて集中的グループ体験が学習者に及ぼす影響についても言及している。 1987 南山短期大学人間関係研究センター紀要『人間関係』Vol.4,p.125-129. C.Seashore 1979 What is sensitivity training? In L.Porter & B.Mohr(Eds.), Reading book: For human relations training, NTL Institute. グループ:その誕生から死までのサイクル 「集団行動」、「グループの課題・問題」、「対人的問題」と「リーダーシップの問題」のそれぞれの次元における集団発達のモデルの考察を行っている。それらによると、基本的には、「ステージT:幼児期(Forming)」、「ステージU:青年期(Storming)」、「ステージV:成人期(Norming & Rerforming)」の位相があることが示されている。さらに、最終ステージとして「変容(Tranforming)」の位相があることを示している。 1987 南山短期大学人間関係研究センター紀要『人間関係』Vol.4,p.130-136. R.C.Weber 1982 The group: A cycle from birth to death. In L.porter & B.Mohr(Eds.), Reading book: For human relations training, NTL Institute. より効果的なミーティングに向けて 日常の会議に関する問題点について述べ、いかに会議を効果的に進めるかを討論している。そのために、(1)会議に先立つ準備の仕方、(2)会議の進め方、(3)会議を実行する際のメンバーへの働きかけ方、そして(4)会議後のフォローアップの問題、の四つの視点から会議の効果的な進め方の提案をしている。 1993 南山短期大学人間関係研究センター紀要『人間関係』、Vol.10,p.146-152. M.M. Milstein 1983 Toward More Effective Meetings. in L.d. Goodstein & J.W. Pfeiffer(Eds.) University Associates, Inc. p.145-148. 人間としてのトレーナー:ベストな介入行動を開発するための重要な視点について Tグループに代表されるようなプロセスを重視した学習者自身の人間関係を学習目標とする体験集団に教育者として働きかける際の、教育者(学習促進者)としての能力開発のために大切な理論、スキル、人間としての自己の問題について言及している。特に、教育者が、一人間として学習者と関わる際の自己の問題の重要性を記している。 1995 南山短期大学人間関係研究センター紀要『人間関係』、Vol.12, p.203-210. Chuck Phillips 1987 The Trainer as Person: On the Importance of Developing Your Best Intervention., W. Brendan Reddy & Clenard C. "Cip" Henderson, Jr.(Eds.) Training Theory and Practice, NTL, p.29-35. プロセッシングのための問いかけ:体験学習過程を完成させるための助けとして 体験から人間関係を学ぶためのステップを紹介し、実習等を用いたグループアプローチによる教育場面での教育スタッフが学習者に体験学習ステップ毎に提供する介入の手がかりについて記している。 1996 南山短期大学人間関係研究センター紀要『人間関係』、Vol.13, Beverly A. Gaw 1979 Processing question: An aid to completing the learning cycle., The 1979 Annual Handbook for Group Facilitators, p.149-153.