2009年2月の雑記



≪2月1日≫


2008年度のキリスト教学科卒業生による研究プロジェクト発表会が
昨日土曜日の午後に開催された。

これは卒業論文を完成させた卒業生のうちの何名かが、各ゼミを代表して
研究の成果を発表し、苦労談や後輩へのアドバイスなどを語るというもの。


昨年から始まった企画だが、なかなか好評で、昨日の発表会には60名強の
人が集まってくれた。これは、キリスト教学科の全在学生の約7割にあたる。


今年の代表者は9名。非常に多彩なテーマの研究を発表してくれた。

たとえば上の方々はそれぞれ、ニッサのグレゴリウスの人間観と霊性の研究、「穢れ観」と
キリシタンの研究、トマス・アクィナスにおける天使論の研究を発表。


こちらの方々は、十字架の象徴的意味と伝説の研究、現代に生まれた新しい賛美歌の研究、
八木重吉の詩にこめられる「かなしみ」の研究を発表。


こちらの方々は、パースの認識論の研究、レンブラント「聖家族」における表現の両義性の研究、
幸せのための美と装飾の研究を発表。

どれも皆、とても聴き応えのある、充実した発表でした。


皆さんお疲れさま。


発表会の後に開かれた「卒業生追い出しコンパ」。
久しぶりに4年生クラスの顔がそろいましたね。



≪2月4日≫


写真部のコンパに参加するため、久しぶりに金山(かなやま)まで出かけた。

今回の会場は、金山の「庵GURA」(あぐら)というお店。

連絡によると、東口を出て信号を渡ってすぐのビル内にあるとのことで、

目印は「名鉄ホームセンター」

ところが、東口で辺りをいくら見回しても、ホームセンターが見つからない。
困って、通りがかりの人に尋ねていたら、写真部の人が迎えに来てくれた。

「ハウジングプラザ」「ホームセンター」と言い間違えたそうだ。

たしかに言葉は似ているかも知れない・・・。


さて、庵GURAというお店は、かなり洒落た造りで、
お店の真ん中が吹き抜けになっていて、広々としている。
これは、我々のいる二階から一階を見下ろした情景。


写真部のコンパは、毎回違う場所で開くことを基本方針にしているそうである。

そのおかげで、色々なお店に連れて行ってもらっている。
毎回、良い店を見つけるのは大変だろうなあ。


今回のこのお店は、たとえば、海鮮キムチの爆弾仕立て、緑豆豆腐、イカ一夜干しの水菜添えなど、
ヘルシーメニューが多いのが特徴のようだ。


今回も楽しいコンパでした。試験お疲れさま。

またどうぞよろしく〜。



≪2月8日≫

南山大学の「センター併用マルチ入試」(通称「センター50」)のため、
東京に行ってきた。

試験会場は、新宿駅の近くにある代々木ゼミナール本部校
その名も、代ゼミタワー


最近できたばかり。25階建てのすごい高層ビルだ。

我々の試験場は、その5階だった。


156席が置かれた、ピッカピカの大教室。
空調も音響も完璧。

そして何よりもすばらしいのは、
最先端の免震システムがほどこされていることだ。


地震がきても大丈夫。

まわりのビルが崩壊しても、代ゼミタワーはビクともしない。

悠々と静かに試験を続けられるのだ。

いやあ、おかげで安心して入試を遂行することができました。


宿泊は新宿ワシントンホテル。
都庁のお隣りに建つ、きれいで立派なホテルだった。

夕食はその2階にある八吉(やきち)というお店で。
魚中心のメニューで、とても美味しかったです。


南山大学はいよいよ明日から、5日間に渡る本学一般入試。

皆さん、がんばりましょう。



≪2月14日≫

今年の入試も無事に終了した。
一夜明けて今日は、ポカポカとなんだか春みたいに暖かい。

先日テレビを見ていたら、
長崎市の秘密のごちそうとして、シースケーキなるものが紹介されていた。

長崎市内のあらゆるケーキ屋に置いてあり、
長崎市民で知らぬ者はない、超定番のケーキなのだそうだ。

しかるに・・・長崎市出身である私は知らなかったので、驚いた。


カスタードクリーム入りのスポンジケーキの上に、生クリーム、
そして缶詰の桃とパインがのせられたもの。

こんなケーキあったかなあ?
そこで長崎の姉にメールで確認してみたら、

さすがは長崎人、ちゃんと知っていた。本当なのだそうだ。
姉は逆に、このケーキが全国にあるものだと思っていたので驚いたらしい。

その辺のパン屋から高級ケーキ屋にいたるまで、もれなく置いてあるそうだ。
値段も安いので(なんたって缶詰の桃とパイン)、父もよく買ってきていたとのこと。

すっかり忘れてしまっていた・・・。

シースケーキの本家本元は、浜町(はまのまち)アーケード街にある梅月堂
明治27年創業の老舗だ。シースケーキが誕生したのは1955年ごろのこと。

シースとは、形が似ていることから「豆のさや」のつもりで付けられた名前だそうだが、
実は「さや」違いで、「刀のさや」を意味するシース(sheath)としてしまったらしい。
(豆のさやは、パッドpod)。

莢(さや)と鞘(さや)、辞書の引き間違い。

しかし、この間違いに気づいたのは、4年ほど前のことなのだそうだ・・・

落ちがついているのもご愛嬌である。




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