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社会科学研究科経済学専攻(博士後期課程)

専攻の概略

専攻主任 林順子 教授

欧米をはじめとする諸外国では、企業の実務の中核を担う人材や政府において政策立案を行う人材の多くは博士の学位を取得しています。企業の海外展開や国際的に強調した政策形成のために、日本の企業や政府においても博士の学位を持ち高度な専門知識を有する人材に対する要請が増えつつあるのも事実です。特に中部地域の企業は、製造業を中心に海外展開を進めている企業が多いため、国際化に対応した高度な職業人の育成が望まれています。また、地方自治体など行政機関やシンクタンクにおいても、より客観的かつ高度な政策分析が実行できる専門家に対するニーズが高まっています。
このような時代の流れの中、南山大学では2014年度に、従来の経済学研究科、ビジネス研究科、総合政策研究科の3研究科を発展的に改組し、経済学専攻、経営学専攻、総合政策学専攻の3 専攻からなる社会科学研究科博士前期課程を設置しました。そして更により高度な専門知識を有する高度専門的職業人および研究者の育成を目指し、2016年度に社会科学研究科博士後期課程を設置しました。

カリキュラム

学際共通科目では、各専攻で専門的な知識を修得し研究を行っていく前提として、すべての専攻に共通する、「社会科学研究特論」を配置し、研究科各専攻の学際共通科目(必修2単位)とします。この科目は、1年次において修得するものとし、社会科学の諸分野(経済学、経営学、法政治学、行政学、社会学等)における最新の研究論文を紹介し、それらの研究成果に関する理解を深めます。特に研究テーマの背景、研究意義、研究アプローチ、導き出された研究成果と課題について解説し、様々な社会科学研究の方法論と政策的含意を学びます。また、これらの解説を通じて研究倫理についても理解を深めることも特色です。
経済学専攻では、専攻領域における研究者として、自立した研究活動を行うに必要な高度の研究能力を身につけられるよう、各種専攻科目を設置してます。分析手法とトピックスという二つの観点から経済学の関連領域を広く網羅するため、専攻科目としては、「経済学特殊研究(理論経済学)」、「経済学特殊研究(実証経済学)」、「経済学特殊研究(国際経済学)」、「経済学特殊研究(経済政策)」、「経済学特殊研究(地域経済社会論)」の5つの2単位科目を配置します。学生は自身の研究における主な分析手法を鑑みて、これらの科目を履修することが出来ることが特色です。

学際共通科目群

  • 社会科学研究特論

専攻科目群

  • 経済学特殊研究(理論経済学)
  • 経済学特殊研究(実証経済学)
  • 経済学特殊研究(国際経済学)
  • 経済学特殊研究(経済政策)
  • 経済学特殊研究(地域経済社会論)

研究指導科目群

  • 研究指導ⅠA~ⅠD
  • 研究指導ⅡA~ⅡD
  • 研究指導ⅢA~ⅢD

学位論文審査基準

学位論文審査基準(経済学専攻 博士後期課程)