
このテストは英語を聞いて理解する能力を試すものです。
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※「傾向」と「対策」は、河合塾の講師により作成されています。
分量は少なく、解きやすい問題が多い。長文は2題。リスニング問題20題に定着か? 全問マーク式の解答形式。昨年同様、今年も、AIの語法問題(20題)、AII文法問題(1題)、AIIIの長文問題(2題)。解答時間はリスニングも含めて90分。2006年度は長文問題が3題あったが、2007年度以来、2題へと減ったままで今年も2題である。またリスニング・テストは、昨年同様、今年も20題で、どうやら20題が定着したようだ。ただし会話や文章の分量が増えたようだ。90分内にリスニング・テストを含むから受験生に解きやすい分量であった。
ここ2、3年外国語学部の入試問題は分量も少なく、解きやすい問題が多い。ということは、多くの受験生に受験機会が広まったことにもなる。受験勉強が順調に進むなら、ぜひ挑戦してもらいたい。
しかし南山合格のためには、単に英語の成績がよいだけでは十分ではない。実際に南山の問題を解けなければ意味をなさない。高い英語の知識を要求されており、教科書レベルを超えた問題も出題される。よく言われるように英語のセンスが必要とされる。それは何も特別なものではなく、実際の英語圏内の生活でよくお目にかかる表現・知識である。海外留学の経験者が南山の問題に強いのはこのためである。こうした知識は高校の授業だけでは身につかないものもあるので、過去の問題を解いて、わからないところは辞書を引いて研究しておこう。こうした地道な努力こそが合格につながるのであって、しっかり考えることを避けて、暗記だけで逃げようとしないで欲しい。
まずはAIの4択の問題を解き、主な動詞の使い方を学ぶことが早道。実際に過去の入試問題を解いてみて、正解となる語を知らなかったり、間違ったりしたら、辞書をひいてその語の使い方をよく観察しておくことがポイント。どんな意味を持ち、どんな使われ方をしているかを、例文を見ながら研究しなくてはならない。本番の試験ではかなり難しい動詞が問われているから、この研究はよほどしっかりやらないと合格は望めないであろう。まずは4択の問題を400題〜500題ほど解いて見ると南山の特徴や入試問題の傾向が見え始めてくる。重要な動詞は、市販の単語帳などに頼らず、例文を通して覚え、南山に必要な語彙力をつけよう。
AIIIの長文問題対策としては過去に出題された長文を数多く読み、長文の傾向をつかむとよい。長文の設問も独特なものなので、自宅で学習の際は、設問も必ず解いてみよう。かなりの読解力を身につけないと設問の7、8割の正解を得られない。
リスニングについては、ふだんからラジオ、テレビの英会話番組を一年間通して聞いて耳を慣らしておくこと。南山大学のホームページから過去のリスニングの問題を入手できるので、ぜひ練習を積んで欲しい。何と言っても、試験場では一度しか録音が流れないのだから。
※「傾向」と「対策」は、河合塾の講師により作成されています。
今年の一番の大きな傾向は、これまで難しい問題が多かった、「文法問題」が姿を消したことであろう。それに伴い、解答制限時間もこれまで従来の100分から20分少なくなって、80分となった。実際には、「文法問題」に20分かかるわけではないから、受験生にはきついスケジュールとなったであろう。出題形式は「リスニング問題」、「長文問題」(2題)、「英作文問題」という形になった。これによって「長文問題」(2題)の比重が増えたと言えよう。これまでは、「リスニング問題」、「長文問題」、「文法問題」、「英作文問題」と英語のあらゆる面の力がオールラウンドに試される問題であったが、今回「文法問題」がなくなったことで、読解力の重要性が際立つ形となった。その「長文問題」のうち、1題は評論調で、受験生が割と読みやすい問題であり、もう1題は京都の思い出を語るエッセイ調の文章が出題された。
読解力の比重が増したとはいえ、「リスニング問題」、「英作文問題」が含まれている試験問題は、それでもやはり、英語の総合的な力を養う必要があり、読解力のみに偏る勉強は危険である。「リスニング問題」の対策としては、受験生の感想からして、日頃からテレビ、ラジオの英会話の番組を聞いて、耳を慣らしておくのが、一番効果的なようだ。「長文問題」のうち、1題はふだんの学校の英語の授業でかなり対策が効くと思われる。もう1題は、少し難しめの文章を読めるよう練習を積むことである。やはり、比重の高まった「長文問題」で得点を延ばすことができると、ぐっと有利になる。最後の「英作文問題」は、入試直前になっていきなり取り組めるものではないから、ふだんから地道に英作文を書いてみる練習を積んでおこう。英作文を書きっぱなしにするのではなく、書いたら、先生に添削して頂いて、それをじっくり見直し、少しでも悪い点を減らすよう努めて欲しい。最低2〜3ヶ月この英作文の練習を積まないと、効果は現れない。さらに、これまでは、30語程度の英作文を2題書かなくてならなかった。30語だから、それはそれで大変な作業ではあったが、今年は10語程度の英作文を2題書くことになり、文字制限が10語と短くなり過ぎて、日本語の内容を10語までにまとめるのに苦労することになった。