受験生の皆様

Global News −南山大生の海外見聞録

文化は違えど、心はひとつ

北米

加藤 健祐さん (法学部法律学科)アメリカ・ボーリンググリーン州立大学へ交換留学 [ 2013年8月〜2014年5月 ]


シカゴ旅行で行ったジョン・ハンコック・タワーからの夜景


友人とハロウィンで仮装


ミシガン旅行で行ったミュージカル劇場にて


「フラタニティ」の正式会員式典にて

「アメリカでは床屋に行くな」。
出発前に留学経験者の先輩がくれたアドバイスに反し、留学数ヶ月後、床屋に赴いた。
希望の髪型の写真を見せると、理容師は「オッケー、任せて」と余裕の笑顔。
しかしその直後、僕の頭は写真とは似ても似つかない前髪パッツンのこけしヘアに。
髪質も、流行も、そして美意識さえも。
アメリカと日本では全く違うことを、僕はこの時、身をもって体験したのだ。
でも、「違いへの認識」が自分を成長させてくれるのもまた事実。
ボーリンググリーン州立大学では法学を専攻し、政治学や国際取引法を学んだのだが、アメリカ人のクラスメイトはほとんどが弁護士をめざしていた。
翻って日本では、法学部卒だからといって全員が全員、法律家になる訳ではない。
「なぜ法学部なのに弁護士にならないの?」「何のために学んでいるの?」
彼らからすれば素朴な質問が、僕にとっては自分の将来を真剣に考える良い機会になった。

もちろん、アメリカで感じたのは「違い」だけではない。
僕は現地で「フラタニティ」という友愛団体に所属し、ボランティアにも励んだのだが、中でも「ダンスマラソン」は忘れられない。
このイベントは、周囲の人から集めたお金を参加費にして出場権を得たダンサーが、32時間踊り続けるというもので、お金はすべて病院で闘病生活を送る子どもたちに寄付される。
話を聞いた時、有意義なことだとは思った。
けれど正直、会ったこともない人のために100ドルも集めて長時間踊り続けるなんて…と、仲間とは微妙な温度差を感じていた。
ダンサーとしてではなくサポート役として参加したのは、そんな戸惑いがあったからだ。
しかし当日、闘病中の子どもたちと実際に接してみて、僕の考えは大きく変わった。
イベントを楽しむ彼らの表情から「生きよう」という意志が伝わってくるのだ。
この子たちを救うために全力で何かしたい!
イベントに集まってきた人たちはみな、同じ思いを共有していた。もちろん、僕も。

アメリカと日本とでは文化も考え方も大きく異なる。
しかし、同じ人間として互いに支え合う普遍的な共通性も存在するのだ。

日本であれアメリカであれ、ボランティアであれ仕事であれ。
これからは、困っている人を全力で支えるダンサー役を買って出たい。

見聞録メモ

費用

授業料:免除(留学先)、約90万円(南山大学・年額)
家賃:約7万円(寮・月額)
食費:月4万円
奨学金:20万円

おすすめの食べ物

ブリートー

特にChipotleというファストフード店のものがおすすめ!自分で肉の種類やトッピングを選び、カスタマイズできます。手軽でおいしいので留学中はよく食べました。

一日のスケジュール

[ 平日 ]

午前、午後に1〜2コマずつ、1日に3科目ほど授業を受け、15時頃寮に帰宅。その後は宿題をしたり、大学の設備を活用してジムで気分転換したり、仲間とビリヤードを楽しんだり。夕食は学食でとります。図書館が夜中まで空いているので、宿題が多い日はずっと勉強することもありました。

[ 休日 ]

友達と買い物や遊びに出掛けることが多かったです。あとは洗濯物を一気に片づけたり、翌週の授業に備えて課題に取り組んだりしていました。

おすすめスポット

大学のスケートリンク

シーズン中はアイスホッケーの試合が行われ、とても白熱します。スケートの授業でも使われるほか、週末などは一般の人にも開放されるので、娯楽施設として地元の人にも親しまれていました。

(2015年9月掲載)