受験生の皆様

Global News −南山大生の海外見聞録

似て非なるオランダ!

ヨーロッパ

樋田 菜々子さん (外国語学部英米学科)オランダ・ゾイド大学へ交換留学 [ 2012年9月〜2013年7月 ]


マーストリヒトの郊外の草原でピクニック


マース川のほとりで


学期末のパーティーにて友達と


大学のオリエンテーションにて皆で街を散策

何もかも初めての国で新しいことを学んでみよう。
留学先にオランダを選んだのは、そんな気持ちからだった。
オランダという国と、オランダから見た世界が知りたくて、現地では国際ビジネスや経済、さらに欧州の法学やコミュニケーション、少数民族についての授業などを幅広く受講した。
朝から15時まで授業を受け、その後も大学に残るか寮に戻って夜まで課題をこなす日々。
それでもストレスなく現地の生活を謳歌できたのは、オランダを始めとする様々な国から来た留学生の若者とオープンに腹を割って本音で語り合える時間を楽しめたからかもしれない。
オランダ人は、「初対面の人とは適度な距離を保つ」ところなどは日本人とそっくりで親近感が持てたが、もちろん違う面も多々あった。
オランダでは自転車が主要な交通手段で私も愛用していたのだが、なんと滞在中3回も盗難に遭ってしまった。
日本なら落とした財布さえ警察に届くのに。
この出来事は、世界の中で日本人の親切心や真面目さ、日本社会の便利さがいかに貴重かを再発見する機会になった。
24時間営業の店が街に何件もあり、銀行に行けば最善の対応を迅速にしてくれる。
バスや電車は定刻に動き、自分が悪くなくても時には相手を敬いお詫びの姿勢を見せる。
そんな国は世界中どこを探しても日本だけだと感じた。
だからこそ、この先自分がどこに行こうとも、日本人としての精神を大切にしようと誓った。

反対に、大陸のスケールや多文化が共存する楽しさを実感できるのは欧州ならではの魅力だ。
ジョギングをしていて知らぬ間にベルギーに着いたこと(!)や、国籍も年齢も異なる仲間と、楽器やワインを片手に将来についての希望や不安、世界に対する想いを朝まで語り合ったことは日本ではできない体験だった。

究極にインターナショナルな環境で過ごした1年間。
私は日本人、アジア人としてのアイデンティティを考える一方で、国籍の異なる人々も、この地球に住む同じ仲間なのだと広い視野で世界を考えられるようになった。
世界のために、そして自分の将来のために、今できることを全力でやっていく。
留学を通して培った自分の中のブレない軸を、これからも大切にしていきたいと思う。


見聞録メモ

費用

約100〜150万円

[ 内訳 ]

授業料:免除(留学先)、約78万円(南山大学・年額)
家賃:約1.7万円(月額)
食費:約2万円(月額)
奨学金:貸与奨学金100万円、給付奨学金20万円

おすすめスポット

マース川の散歩コース

留学先のマーストリヒトは、学生街の賑わいと、豊かな自然が共存する可愛らしい街。中でも、マース川に掛かる古橋を囲む川沿いの散歩コースがおすすめです。歴史があり、風情漂う情景を眺めていると、昔にタイムスリップしたような気分になれます。

おすすめの食べ物

フリッツ

オランダ版のフライドポテト。ソースもマヨネーズベース、トマトベースと様々で、いつでもどこでもフリッツを食べている人を見かけない時はないほど大人気です。逆に、苦手だったのはオランダ名物の真っ黒なキャンディ。地元の人には親しまれているのですが、とても苦甘い味(!)で私はどうしても好きになれませんでした…。

留学を考えている方へのメッセージ

少しでも留学に興味を持っているなら、行きたい国や留学制度を調べるなど、ぜひ行動に移してみてください。南山大学の世界中に広がる提携校や、充実した奨学金制度を利用すれば、きっと夢を実現できるはずです。今あなたに芽生えた小さなきっかけや興味が、世界への扉を開くことを願っています。

(2014年10月掲載)