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Global News −南山大生の海外見聞録

「あり得ない!」が「あたり前」に変わる体験

アジア

安井 絢子さん (外国語学部アジア学科)台湾・輔仁大学へ交換留学 [ 2012年2月〜2012年8月 ]


ルームメイトと


ホームステイ先の家族と公園にて


台中の壁画


台北にある観光名所・龍山寺にて

初めて台湾を訪れたのは、1年次に参加したアジア学科主催の1ヶ月間の言語実習だ。
親日的な人々や独特な文化に触れ、一挙に興味が広がった。
「次は長期留学で来よう。」
帰国時に立てた目標に向けて勉強に励み、2年次が修了すると同時に半年間の台湾留学に旅立った。
2度目の台湾も、人々はやはり温かかった。私が訪れたのは、東日本大震災の発生後。クラスメイトやルームメイトだけでなく、道行く人までも「あなたの家族は大丈夫だった?」と声を掛けてくれる。
世界はひとつなんだ。
その一体感や心強さを、身を持って感じることができた。

留学先の輔仁大学では、中国語や台湾の歴史、文化を学んだ。
授業は8時から16時までみっちり詰まり、日本ではあり得ないほどの勉強量をこなした。
それを後押ししてくれたのが、台湾人の2人のルームメイトだ。
それぞれ目標を持ち、留学生の私以上に真剣に勉強に取り組む彼女たちの姿は、刺激にも励みにもなった。
留学当初は2人が何の話をしているのかさえわからなかったが、次第に聞き取れるようになり、冗談を交わせるまでになった。
帰国後、目標だった中国語検定2級に合格することができたのは彼女たちのおかげに他ならない。

あり得ないと言えば、現地の食文化もそうだ。
寮での生活は3食外食。街には安くておいしいレストランがたくさんあるのだが、どこに行っても豚や鴨の血、カエルの肉など、私たちには馴染みのない食材が普通に出てくる。
独特の臭気を放つ臭豆腐には最後まで慣れることがなかったが、多くの台湾料理は私のお気に入りとなった。

中国大陸やヨーロッパからの留学生との交流も忘れられない思い出だ。
ドミニカ共和国の友人から「幼い頃、日本製のおもちゃで遊んだ」と聞いた時は、世界中の人や子どもに愛される日本のモノづくりを誇らしく思った。
そして勉強にも遊びにも意欲的な海外の学生と過ごすうちに、授業でわからない所があればどんどん質問したり、何かイベントがあれば率先して参加するタフさや積極性も身についた。

勉強に対する姿勢も、食文化も、価値観や考え方の違いも。
今まで“あり得ない”と感じていたものが、たくさんの出会い、様々な体験を通して “あたり前”に変わり、自分の視野とネットワークが大きく広がった。
何事も食わず嫌いは損をする。
留学を通して、国際社会で生きるコツをつかめたようだ。

見聞録メモ

費用

約30万円

[ 内訳 ]

授業料:免除(留学先)、約100万円(南山大学・年額)
家賃:約8000円(寮・月額)
食費:約3万円(月額)
奨学金:10万円

おすすめスポット

九份(きゅうふん)

映画「千と千尋の神隠し」のモデルとも言われる街。赤い提灯が飾られた緩やかな坂に、土産物店や飲食店が軒を連ねるレトロな雰囲気が魅力です。

一日のスケジュール

[ 平日 ]

8時〜16時までみっちり授業。朝昼晩と外食です。

[ 休日 ]

ルームメイトやクラスメイトとお出かけ。西門町や台北駅でショッピングをした後、夜市で食べ歩きするのが定番コースでした。

おすすめの食べ物

豆花(トウファ)

スイーツとして楽しめる甘いお豆腐です。タピオカや小豆などと一緒に食べるのがおすすめ!

(2014年10月掲載)