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ドイツ語劇

 

スペイン語劇


ドイツ語劇

 ドイツ学科の看板授業の1つであるドイツ語劇。1時間半にもおよぶ劇は、ドイツ語で全て行われるため、発音は一から勉強し直し、先生から学ぶだけではなく、学生同士で発音や表現方法なども教えあう。1年生から4年生まで一緒になり、1年間、ドイツ語劇を通してドイツ語に触れながら、先輩後輩が互いに交流できるところに大きな魅力がある。
 11月7日、名古屋キャンパス、G30教室にて、ドイツ語劇「LYSISTRATA」(邦題「女の平和」)が上演された。パンフレットの部数も足りなくなるほどの盛況ぶりに、担当教員であるヘルベルク助教授は「今年はこれまでのなかで最高の出来である」と胸を張った。劇は、男性たちが無意味な戦争を続けることに対して、敵味方を問わず女性たちが協力してストライキを起こし、ついには戦争を終わらせるというストーリーである。女性同士の掛け合いや、女性と男性の絡み合うシーンでは、特に学生のドイツ語に迫力が増し、激しさが非常に良く伝わる素晴らしい演劇であった。
 劇が無事終わると会場は拍手で溢れ、出演した学生はみな1時間半のドイツ語劇をやり遂げたという達成感から、満面の笑みと涙を浮かべていた。その中で、シーン4〜6で主役のLYSISTRATAを演じた山村玲子さん(ドイツ学科3年)は「昨年も大役をやったが、今年は昨年よりも自分の納得のいく演技ができた」と満足していた。また、シーン6〜7でRATSHERRを演じた松尾悟リーダー(同4年)は、「34人中22人が1年生なので、まとめてひっぱっていくのが大変だった」と劇を作り上げていく上での苦労も語った。
 このように、大学で全学年が一緒になってドイツ語を学び、協力しながら作り上げていくドイツ語劇は、これからもドイツ学科の名物授業として新たな歴史を作っていくだろう。

スペイン語劇

 今年で4年目を迎えるスペイン語劇。単位認定の授業の一環ではなく、毎年スペイン語学科の有志を募っての公演となる。12月15日、ロゴスセンターの舞台で約一時間にわたり、アレハンドロ・カソーナの『立ち枯れ』が披露された。
 本格的な製作が始まったのは、9月の終わり。約3ケ月間、昼と放課後の時間を使って、夜遅くまで練習を続けた。今年のメンバーは、例年に比べて人数が多かったとはいえ、経験者が少なかった。皆がよりよいものを作り上げるために意見を出し合い、役者の感情表現から、大道具、小道具に至る細かいところまでこだわりをもって、協力しあいながら作り上げたことが公演から伝わってきた。役者をするとともに、この劇の製作の中心になって活動した長澤寛子さん(スペイン・ラテンアメリカ学科3年)は「観客がスペイン語でどう楽しんでいただけるか、という点に注意して一場面、一場面を丁寧に作り上げてきた。その中で皆がスペイン語を自分のものにしていったことが印象的だった」と振り返る。公演終了後、観客は皆、大きな拍手を送り、役者、そして製作に関わった人はその達成感を覚えて感動していた。「現在は3、4年生が中心となって動いているが、1、2年生にもさらに関心を持ってもらい、小規模なものではなく、学科全体の行事として大きくなってもらいたい」と希望を語る長澤さん。皆で集まり一つのものを作り上げ、専攻であるスペイン語の知識を増やしていく絶好の機会であると感じた。これからのさらなる発展を期待する。