.



 8月27日から29日までASEACCU(東南・東アジアカトリック大学連盟)第12回総会と第6回学生会議が南山大学の瀬戸・名古屋両キャンパスで開かれた。日本をはじめ、韓国、台湾、フィリピン、インドネシア、タイ、オーストラリアの40校のカトリック大学から教員69名、学生33名、合計102名の参加者が集まり、現代社会におけるカトリック大学教育の現状と展望を考えながら、国・言葉・文化の違いを超えてキリスト教精神を共有している大学の関係者同士として親睦と連帯感を深めた。


 今年の大会は"Religion and Culture as a Challenge to Catholic Higher Education in Asia"(カトリック大学教育へのチャレンジとしてのアジアの宗教と文化)をテーマとし、27日の夜、栄の名古屋ガーデンパレスで開会式と開会レセプションが開かれ、本学学生の「観世会」による能楽の上演で日本の伝統的な文化が紹介され、特に好評を得た。
 28日は瀬戸キャンパスにおいて、南山宗教文化研究所研究員のロバート・キサラ教授による「日本の宗教の現状」についての基調講演会、ミサ、学食での昼食、分科会における討論と討論内容の全体報告会、名古屋キャンパスへ移動する途中で瀬戸市の愛知県陶磁器資料館の見学、そして名古屋キャンパスの学生食堂での夕食が催された。
29日は名古屋キャンパスにおいて、東京のオリエンス宗教研究所のマタタ所長による「日本における宗教教育」についての基調講演と分科会での討論があった。昼食と理事会の後、まとめとして討論内容の全体報告会があり、特に注目を集めたのは学生の報告発表で指摘された「大学の共通科目の中でカトリックの価値観をもっと強調してほしい」「宗教教育の内容を学問的なものだけではなく、学生の日常的経験と関連づけてほしい」という要望であった。その後、神言神学院でカトリック名古屋教区長の野村純一司教の司式で荘厳な閉会式ミサが執り行われた。
名古屋ガーデンパレスで行われた閉会式で、開催校側の責任者としてマルクス学長は、参加者の熱意と積極的な参加に対して感謝しながら、特に学生の報告発表での提案を高く評価し、「すぐに出来ることから実現させたい」と述べた。本学からは7名の学生が参加し、アジア各地からの学生と討論し、意見・情報交換を通して、国際交流を経験する貴重な機会を持ったことは、今後、国際性を標榜する南山大学の発展における大きな掛け橋となることを期待する。
(SZIPPL, Richard 国際担当副学長 外国語学部教授)