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立松和平氏による講演会『自然とともに』

立松和平氏による講演会
『自然とともに』!

 9月3日、作家の立松和平氏をお招きし、「南山大学創立50周年記念基金事業」公開講演会を名古屋市女性会館ホールで開催した。この講演会は、名古屋市教育委員会(名古屋市生涯学習推進センター市民大学公開講演会)との共催で、手話通訳と要約筆記付きで行われた。
 演題は『自然とともに』。自然と共生して豊かな生活をするにはどうあるべきかをテーマに、森の多様性から次代につなぐ生命の尊さを、ご自身の体験から聴衆に熱く語りかけた。引き続いて質疑応答があり、立松氏は一つひとつ熱心に答えてくださった。
 会場の定員350名を大幅に超える737名の申し込みがあり、抽選を行うほどの大盛況。来場者は20代から70代と年代的に幅広く、講演会終了後のアンケートでは聴衆の約85%の方から良かったと好評であった。



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総合政策学部の国際教育が特色GPに採択

藤原 道夫




 2004年度「特色ある大学教育支援プログラム」(文部科学省)に総合政策学部で実施している「アジアを重視した国際教育の質的向上」を応募し、このたび採択された。国際教育は学部、大学全体が取り組んではじめて成果を挙げることができる。まず、全学のご父母や学外関係機関から戴いたさまざまなご理解とご協力に厚く御礼申し上げるとともに、また教職員各位のご協力についても感謝申し上げる。
 2000年4月に設置された本学部の教育目標は国際的相互依存関係の深まりの中で政府や企業など各種の機関で政策立案や意思決定を行える人材を育成することである。そのためには、アジア諸国を重視し、「マルチカルチュラル」な教育環境を作り上げることが重要である。「マルチカルチュラル」とは、多様な文化的背景で育ち、多様な興味・関心・適性を有する学生を広く募集し教育を受ける機会を与えるだけでなく、日本語を母語とする学生にも多様な文化の中で教育を受ける機会を提供することである。
 アジア諸国から受け入れた質の高い留学生と、アジア諸国での短期海外研修(南山アジアプログラム)に参加した学生が、同じ学部でともに学ぶことによって、教員とともに「マルチカルチュラル」な教育環境を実現できた。具体的な特色は、短期集中的に教育を行うこと、学生指導、厚生、危機管理など教室外での総合的なケアを組織的に行っていること、そして、学部を超えた全学的な支援態勢が整えられていることである。
 さらに、受け入れについては、日本語が未修の留学生であっても質の高い内容重視型の日本語集中教育によって4年間で卒業できるようなカリキュラムの整備、他方派遣については、アジア諸国での南山大学独自の事前研修と事後研修とを含んだ短期海外研修が特色である。
 現在、外国人留学生の受け入れについては、10カ国21機関と協定を結んでおり、毎年、春学期と秋学期とを合わせて30人弱を受け入れている。昨年10月の数字では、本学への学部留学生146人のうち、本学部の留学生数は110人に達した。また、南山アジアプログラムについては、本年度から中国を加え、7カ国に毎年90人以上を派遣している。参加者のプログラムへの評価は高く、またアジア諸国への関心も高まっている。
 教員・学生による充実したマルチカルチュラルな教育基盤をもとに、本学部独自の教育を一層充実させていくことが今後の重要な課題である。  
(総合政策学部長)