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 本学名誉教授須磨千頴氏は、2004年3月12日開催の日本学士院総会で「日本学士院賞」ならびに「恩賜賞」を併せて受賞されることが決定した。
 「日本学士院賞」は優れた学術研究を顕彰する賞で、今年度は9件10名に贈られ、このうち須磨氏を含めた2名には「恩賜賞」も贈られた。授賞式は6月14日。
 受賞の対象となった「賀茂別雷(かもわけいかずち)神社境内諸郷の復元的研究」は、上賀茂神社直轄領の五郷の検地帳に記載された田地を一筆ごとに網羅的に地図上に復元する40年余りをかけて完成した労作で、中世荘園の内部構造を精密に解明した画期的なもの。
 須磨氏は、1929年生まれ。福井県出身。53年東京大学文学部国史学科卒業。60年同大学大学院人文科学研究科国史学専門課程博士課程満期退学。60年南山大学経済学部講師に任用、71年教授に就任。専攻分野は日本中世史。担当科目は『日本経済史』。経済学科長、経済学部長などを務めた。97年退職と同時に南山大学名誉教授。

「名誉教授を囲む会」で 受賞について語る須磨氏