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研究科長挨拶


●人間文化研究科設立に際して

人間文化研究科長
斎藤 衛 教授

 本年4月の設立とともに50名の新入生を迎え、順調なスタートを切ることができました。「人間性の本質」を、宗教・思想、文化・社会、人間形成、言語という4つの角度から探究することをめざす本研究科は、「人間の尊厳のために」という本学のモットーを、教育を通して実践するのみならず、「人間の尊厳」の意味するところを学問的に裏付ける使命も担っております。その責任を果たすために一層の努力をしていく所存でございますので、今後ともご指導を賜りますようよろしくお願い申し上げます。


●新しい大学院への再生

文学研究科長
阿部 泰明 教授

 文学研究科は40年以上の歴史を持ち、本学で最も歴史のある研究科である。過去4年間で6件の博士号授与を行ったこの伝統ある本研究科も、既に博士前期課程については2003年度に学生募集を停止しており、この4月から「人間文化研究科」修士課程として再スタートした。博士後期課程についても、2006年4月開設を目指し、学内に設立準備委員会が構成され、伝統ある文学研究科も新しい衣を纏い生まれ変わろうとしている。


●多様なニーズに応える

経済学研究科長
花井 敏 教授

 経済学研究科は本年度より社会人の多様なニーズに応えるために、従来の「2年コース」に加えて、博士前期課程に1年間で課程修了が可能な「1年コース」と、3年以上の「長期在学コース」を導入しました。
 できるだけ早く課程を終えたい方、逆に時間をかけた修学を希望する方もいるでしょう。本研究科は、多様なコースやフレキシブルな科目構成を用意することにより、多くの方が大学院で経済学を勉学できるように努力しています。


●専門職大学院への取組み

経営学研究科長
斎藤 孝一 教授

 経営学研究科には、博士前期課程36名、後期課程5名の学生が在籍しています。そのうち、社会人学生は9名、留学生は16名です。講義も土曜日、夜間にも開講され、社会人学生を意識したカリキュラムを用意しています。
 ここ数年、多くの専門職大学院が開設されていますが、本研究科でもこのような社会の期待やニーズに敏感に反応し、さらに専門職大学院としてのビジネススクールに発展させようと現在検討を進めています。


●新たな政策研究の出発

総合政策研究科長
田中 恭子 教授

 4月に産声をあげた総合政策研究科は、学生19人に専任教員15人という贅沢な体制である。さらに、社会人学生のためにサテライト・キャンパスでの夜間開講や土曜開講の科目も多い。教員の負担は重くなるが、学生を率いて政策研究に取り組むのは楽しい。
 「総合政策」という学問は、院生とともに研究するのに適している。誕生したばかりの研究科が新たな政策研究の出発点となり、たくましく大きく育つよう、学生も教員も頑張っていきたい。


●「南山の数理情報」を目指して

数理情報研究科長
伏見 正則 教授

 数理情報研究科は4月に49名(博士前期課程46名、後期課程3名)の学生を受け入れてスタートした。本研究科は、本学初の理工系研究科であるとともに、全国的に見ても数理科学と情報学、通信工学を融合したという特長を持つ数少ない研究科である。初年度ということで、研究環境の整備、運営体制の確立、本学卒業生のみならず他大学卒業生や社会人の受け入れ数の拡大に向けての広報活動など、取り組むべき課題は多いが、息の長い地道な努力を続けていきたいと考えている。


●専門職大学院の先鞭として

法務研究科長
中谷 実 教授

 法務研究科は、昨年11月末に認可され、2004年4月、開設の運びとなりました。1期生50名が法科大学院棟におきまして、法曹をめざして勉学に励んでおります。ハード面では、学生からも高い評価を得ており、目下、授業等のソフト面の充実を図っております。専門職大学院の先鞭として全力を尽くす所存でございます。皆様方のこれまでのご理解、ご協力に深く感謝いたしますとともに、今後とも、ご支援、ご鞭撻のほどお願い申し上げます。


●国際人の養成を目指して

国際地域文化研究科長
木下 登 教授

 文学研究科は40年以上の歴 この4月に発足した国際地域文化研究科(入学定員20名)は、国際性という南山大学の歴史を背景に誕生しました。高度な語学運用能力を備え、世界の諸地域間における多文化的共生の実現に資する人材の育成を目指しています。アメリカ、スペイン・ラテンアメリカ、アジア・日本という3つの研究領域を備えるとともに、NGO、NPOや国際交流組織等での研修を通して、より実践的な学識の獲得を目的としています。

 


●さらなる発展に向けて

外国語学研究科長
木下 登 教授

 外国語学研究科は、1992年4月、言語系二専攻をもって設置されました。以来、英語教育専攻では、現役の英語教員を含め数多くの社会人学生が課程を修了されました。日本語教育専攻では、日本語についての優れた研究と教育能力を身につけ高い評価を得てきました。
今回の大学院の改組を機に、本研究科は2004年度以降学生の募集を停止し、その伝統は英語教育領域については人間文化研究科言語科学専攻、日本語教育領域については人間文化研究科言語科学専攻および国際地域文化研究科で引き継がれることになりました。既存の語学を中心とした外国語学研究科で提供できなかった、より多角的な観点からの研究が可能となるよう、さらに発展します。