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第4回

内藤友美



「出会い」の大切さを語る内藤友美さん

 シリーズ4回目は、毎年名古屋の夏を盛り上げる「にっぽんど真ん中祭り」で今年度実行委員長を務めた総合政策学部四年の内藤友美さんに話を伺った。この祭り(通称 どまつり)は、毎年8月に名古屋・栄をはじめとした市内の路上や公園を会場とし、160を超える参加チームが地元の民謡の一節を使った曲で演舞を披露する踊りの祭典である。

 内藤さんがどまつりを知ったのは、新歓コンパの中で一番値段が安いという理由だけで参加したどまつり実行委員会の集まりであった。そこで彼女は初めてどまつりのVTRを目にし、心惹かれた。その後この活動に参加したいという思いは日に日に強くなっていき、実行委員となることを決断したそうだ。
 実行委員の仕事は協賛金集め、会場探し、スタッフ集めなど多岐にわたる。もちろん委員長自らも動いた。一番感慨深い思い出は、名古屋市北区商店街での活動だという。会場として使用させて欲しいという実行委員の申し入れに対し、最初はまったく相手にしてくれなかった商店街の人々が、何度も熱心に交渉を重ねるうちに祭りの意義を理解してくれ、最後は一緒に祭りを盛り上げようと差し入れまでしてくれたことに心から感激した。実行委員の醍醐味は、普段出会うことができない様々な年代の方と交流ができることである。ある社長さんとの出会いは、仕事の中で自分の夢を持つことの大切さを学び、納得のいく就職活動にもつながったという。
 祭りの成功とともに任務を終えた実行委員長は、今自ら踊り子としてチームに所属し「これまでに出会った人々との縁を大切にしながら、さらにどまつりと自分自身の交流を広げたい」と意気込む。南山大学短期アジアプログラム(NAP)では、研修先のマレーシアで踊りを紹介した。「将来は大使館を通じてマレーシアの人々をどまつりに招待したい」と大きな夢を語る。人とのつながりを誰よりも大切にする内藤さんだからこそ、今後も活動の輪は限りなく広がっていくことであろう。

取材
建部潤子(総合政策学科4年)