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若いパワーが結集


 今年のNANZAN FESTIVALは10月31日から11月3日まで名古屋キャンパスで開催され、イベント、食べ物、飲み物いっぱいのキャンパスは四日間大いに賑わった。
 テーマは「完全燃」。来場者はもちろん各種企画の出展者や出演者までもが熱く燃え、笑いがこみ上げてくるような楽しいお祭りにしたいという運営委員会の意気込みからうまれたテーマだ。笑を囲んでいる○には「輪=つながり=広がり」という意味があり、NANZAN FESTIVALを通してその輪を広げようと、テーマ一つにも力を込めた。
 初日、グリーンエリアのメインステージでは、吹奏楽団と応援団コアラーズとの華々しい合同セッションが「当夜祭」の幕開けを飾った後、大勢の観客も一体となって借り物競争やビンゴなどのゲーム大会が繰り広げられた。
 連日賑わったメインストリートでは、ドイツ文化研究会のジャーマンドッグ、フランス学科生からなる有志団体FFCのクロックムッシュー(フランス家庭料理)、スペイン文化研究会のスペイン風喫茶など南山らしく外国文化を反映した模擬店が目を惹いた。教室内では写真部の「Photo Exhibition」、有志団体アヴァンギャルドの「ホームレス写真展」、L教室棟横のサブステージではアカペラ、ダンスなど日頃の課外活動の成果を余すところなく披露された。コンサートには森山直太朗氏、南山スペシャル寄席には三遊亭好楽師匠を招き、豪華なゲストを良い席で見ようと長い列ができた。
 この一大イベントの中心となって運営にあたった大学祭運営委員会は、春から会議や折衝を重ねて企画を練る一方、ゴミの分別回収の強化、駐車禁止の見回り態勢の整備など裏方を務めた。大学祭開催直前に委員長林忠弘さん(経済学部経済学科三年)に聞いたところ、多種多様なプログラムで盛り上げたいという思いから、学外からのゲスト招聘のために演劇やアカペラグループの公演に実際に足を運んだという。最も苦労したことは大学のガイドラインに沿って、各団体の企画について妥協を含めた調整を図らなければならなかったことだそうだ。これらの努力と苦労の結果、今年の企画どれもが胸を張って見てほしいものばかりのラインナップになったと語ってくれた。
 このような多忙な活動の中だが、委員自らも『南山大学漁業組合』なるユニットを結成し、魚に扮したメンバーが白Tシャツに水色の腰巻、魚顔のかぶりものといういでたちで自作のダンスを軽快に舞った。観客も容易に踊れるように工夫した振り付けと頻繁な登場回数の甲斐あって、大学祭エンディングでアンコールがかかるほどの人気者となった。同窓生のためのホームカミングデイでもあった最終日はあいにく天候に恵まれず、スケジュールの変更もあったが、NANZAN FESTIVALの火は消えることなく、「完全燃」して幕を閉じた。

「笑い」独占? 漁業組合


階段アート


 すがすがしい秋の晴天に恵まれた10月25・26日、瀬戸キャンパスでは今年で第3回目を迎える聖南祭が行われた。今年もキャンパス入口から図書館前まで続く聖南祭恒例の階段アートの秀作が来場者を迎えた。前半の階段には今年のテーマである"JUNP・UP"という文字が色とりどりに描かれ、「聖南祭の更なる飛躍、そして地域の人々も気軽にイベントに参加できる大学祭を目指す」という目標が掲げられていた。後半の階段では忠実な配色と細やかな作業が必要であったと思われる浮世絵アートが鮮やかに描かれていた。
 マルチメディア棟前のグリーンエリアではアジア地域からの留学生が多い瀬戸キャンパスの特色をいかした国際色豊かな模擬店、ボランティアサークル活動の展示会、チャリティーカフェなどがアジアのマーケットのようにキャンパスに溢れた。また、NAP(Nanzan Asia Program)に参加した総合政策学部学生による報告展示会では、現地での活動内容や感想が書かれたパネルや写真を目の前に、多くの来場者が足をとめた。
 「1年目は無我夢中、手探りで出発しました(ホップ!)」、「2年目は体得した事柄から計画性を持って進めました(ステップ!!)」そして「3年目は昨年に負けない元気で勢いあるイメージを大切に聖南祭成功に向けて頑張りました(ジャーンプッ!!!)」と1年生から聖南祭実行委員を続け、今年実行委員長の大役を務めた井上歩美さん(数理情報学部情報通信学科3年)は語った。
 今年、瀬戸キャンパスは1年生から4年生までの全学年が揃うという完成年度の年を迎える中、実行委員をはじめとする瀬戸キャンパス学生たちのガッツある行動がキャンパス全体から伝わってきた。無事終了し成功した今年の聖南祭。これからまた来年に向けて準備が始まろうとしている。今後一層の発展が期待される瀬戸キャンパスならではの新しいものへの挑戦に向けて更に飛躍した聖南祭が作られていくことを期待する。