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Web版『就職情報システム』と
個人面談で学生の就職活動を支援

厳しい採用状況の中、女子学生の健闘光る





 二〇〇三年三月の大学卒業生に対する求人倍率は、昨年とほぼ同じ一・三〇倍となり、学生の就職環境は依然として大変厳しい。企業の多くは、採用数に満たなくても選考基準を下げてまでは採用しないとしており、「採用数の確保」より「学生の質」を優先する傾向がより顕著になっている。また、企業の採用活動がますます早期化、三年次生の十一月から資料請求の受付を開始するところも多く、年明けの二月には、選考の第一歩となる会社説明会が本格的に開催される。
 このような厳しい雇用情勢の下、南山生の就職内定状況は、二月一日現在、全体で八五・四%と、前年比マイナス〇・四ポイントの微減となっている。男女別にみると、男子が八五・二%で前年比マイナス一・二ポイントと悪化しているが、女子では八五・五%で、前年比プラス〇・二ポイントとなり、男子よりもさらに厳しいといわれる採用状況から鑑みて、よく健闘していると言える。参考までに昨年度の文部科学省の大卒内定状況調査(〇二年二月一日現在)と比較すると、全体ではプラス二・五ポイント、男子プラス〇・九ポイント、女子プラス五・〇ポイントと、いずれも全国平均を上回っている。
 公務員の就職状況は、国家・地方とも採用人数の抑制が続く中、志望者が年々増加する傾向にある。本学では今年度、国家・地方合わせ、六十八名が合格、昨年度の四十八名を大きく上回った。特に注目すべき点は、名古屋市以外の市町村への合格者が前年度より十二名増の二十七名となっている点である。一方、教員については、昨年度より一名増の十名にとどまり、依然として狭き門である。
 〇三年三月卒業生の業種別・学科別の就職内定状況は十二頁の表の通りである。とりわけ女子の内定先に注目すると、UFJ銀行二十七名、第一生命保険八名、中央三井信託銀行五名、三井住友海上火災保険八名、損害保険ジャパン五名、豊田通商十三名、豊田自動織機八名と、金融・生損保業界や中部地方の有力企業から絶大な評価を受けていることがわかる。

低年次生への進路支援の充実めざす

ブース形式で行った学内会社説明会(第一食堂)
 次年度も就職環境に好転する材料は見当たらず、なお厳しい状況であることが予想される。この環境下で、三年次の秋学期には本格的に就職活動をスタートさせるとなると、学生には早い段階から自分自身を見つめ直し、将来を見定めてしっかりとした「自己」を確立しておくことが求められる。つまりは、入学した時点から、四年間の大学生活の目標を明確にして、目標達成のために自ら考え行動することが必要なのである。  職業指導室では、一昨年から二年次生を対象に進路ガイダンスを実施して支援を行なっている。〇三年度からはガイドブックも発行予定である。単位化されるインターンシップ制度を含め、低年次生への効果的な進路支援プログラムの充実を目指している。
 また、今年度は、新たな就職支援策として、個人面談を強化した。職業指導室スタッフが、〇三年度に初めての卒業生を送り出す瀬戸キャンパス(総合政策・数理情報学部)の学生約五百名を含め、千八百名以上の学生との個人面談を実施した。さらに七月から、南山独自で開発した『就職情報システム』のサービスも開始している。インターネットによるこのシステムでは、南山生に対する求人情報をいつでもどこからでも検索できる。先輩の就職体験記もデータベース化し、Web上で閲覧可能とした。このようなシステムは全国でも初めてであろう。

『就職情報システム』の学生エントリー画面

新生南山、初の就職活動
 〇三年度は、総合政策・数理情報学部の二つの新学部、および人文・外国語・経済・経営・法学部を合わせた七学部の新生南山の学生が就職活動を行う。南山で学んでいることに自信と誇りを持って活動し、満足のいく結果を残すことを期待する。
(職業指導室)