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南山大学同窓会が創立五十周年迎える
記念式典で母校へ一億円寄付、学生の奨学金に




あいさつする服部健同窓会会長

 今年度創立五十周年を迎えた南山大学同窓会で十一月二十三日、記念行事として創立記念式典、マルクス学長記念講演、佐藤しのぶオペラファンタジーが行われた。
 ◇創立記念式典
 会場の愛知芸術文化センター「アートスペース」には、二百五十名を超す同窓生が集まった。同窓会会長服部健氏(大四期社会卒)は挨拶の中で、大学・学園関係者、同窓生の同窓会への理解と協力に対する感謝と、この一年間さまざまな記念行事で活動した方々へのお礼を述べた。また、来賓を代表して南山学園カルマノ理事長が、「南山大学の四年間で、皆さんが勉学や友情を通して『人間の尊厳のために』が示す教育理念を身につけたと確信している。今後もこの伝統と魅力を支えていただきたい」と挨拶した。その後、同窓会から創立五十周年記念として大学へ一億円の寄付が贈られた。服部同窓会長から目録を手渡されたマルクス学長が同窓会へ感謝を述べた。この寄付金は基金となり果実が学生奨学金に充てられる予定である。
 ◇マルクス学長記念講演
 同会場で「人間の尊厳のために」と題し講演した学長は、「誰もが自分より大きな力で生かされていることを認めるならば、他者も同様であることを認めるであろう。そして、自己の尊厳を自覚する一方、他者の尊厳を尊重することができるはずだ。こうした価値観に基づく対話の姿勢がこれまで以上に育まれ、広まっていかない限り、明るい未来は望めない。南山卒業生の皆さんには、それぞれの場で『人間の尊厳のために』を推進し、明るく豊かな未来を築くためのミッショナリーとなっていただきたい」と会場に呼びかけた。
◇佐藤しのぶオペラファンタジー
 会場を愛知県芸術文化劇場大ホールに移し、日本が世界に誇るプリマドンナ、佐藤しのぶ氏によるドラマチックコンサートが二部構成で催された。第一部は、一般に馴染みの深い「樹木の木陰で」や「セヴィリアの理髪師」などのアリアが中心。優雅で美しい歌声が会場に響き渡った。第二部では、着物姿で歌劇「蝶々(ちょうちょう)夫人」、「ある晴れた日に」をはじめ六曲を幻想的なセットの中、情感を込め歌い上げた。アンコールを含めた熱唱に、二千人余りの聴衆は惜しみない拍手を送った。佐藤さんは「このような機会にコンサートを開いて、芸術をより広い層に拡げ、私も一層勉強して皆様に応えていきたい」と語った。