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▼キャンパス南東側、水色部分が数理情報棟(仮称)
▲キャンパス東側、水色部分が南山法科大学院(仮称)

来年四月の大学院開設に向け、二月完成めざす

 南山大学では二〇〇四年四月に予定している大学院設置に備え、 二棟の新しい研究・教室棟を建設する。瀬戸キャンパスでは一月二 十三日、建設地であるキャンパス南側敷地で数理情報棟(仮称)の 起工式を行なった。一方、名古屋キャンパスでは一月三十日、建設 地であるキャンパス東側の八雲校地で南山法科大学院棟(仮称)の 起工式を行った。両棟の竣工は、ともに〇四年二月の予定。数理情 報棟は、株式会社久米設計の設計、清水建設株式会社の施工、法科 大学院棟は清水建設株式会社の設計、施工である。

数理情報棟(仮称)

 起工式の挨拶でマルクス学長は、「こうして新しい校舎を建設できるのは瀬戸キャンパスの順調な発展の表れである。完成後は厚生施設も広がり、三千人近い学生のキャンパスライフが充実する」と数理情報棟建設へ期待を込めた。
 建物規模は地上四階、地下一階、建築面積一万五百二十平方メートル。設計概要は次のとおり。

設計主旨 : 総合政策学部と数理情報学部の第一期卒業生を送り出す〇四年に、大学院棟と学部学生施設を合わせて増築する。

環境計画 : キャンパス内の緑地の連続性を考慮し、北西部にまとまった緑地を設置。周辺環境を配慮し低層階建築とする。

配置計画 : 既存の学部棟からの動線が分かりやすいよう、南北軸に学部施設棟、東西軸に大学院棟を配置。

階層構成 : 大学院棟は一階に教室と事務室、二階以上に研究室等を配置。学部施設棟は地階に食堂、一階に大教室、二、三階に中教室、三、四階に研究室を配置。

外装計画 : 学部棟や緑豊かな周辺環境との調和を図り、食堂の屋上を芝生仕様にするなど知的で落ち着いた雰囲気を醸し出す。

内装計画 : 床はタイルカーペットとし静粛を確保する。落ち着いた雰囲気の空間造りを目指す。

数理情報棟(仮称)の完成予想図



南山法科大学院棟(仮称)

 マルクス学長は「これまでの本学の司法試験第二次合格者数の実績を活かし、本学ならではの倫理観を身につけた法曹人を育成し、社会貢献に寄与したい」と、起工式で抱負を述べた。
 南山法科大学院棟の建設地である八雲校地は、名古屋キャンパスの地下鉄新駅の設置に合わせて山手通りからのアクセス道路も構想中であり、今後さらなる整備が期待できる。
 建物規模は地上七階、地下一階、建築面積五千九百三十平方メートル。設計概要は次のとおり。

設計主旨 : 名古屋キャンパス東側の八雲校地に南山法科大学院用の施設として建設。八雲校地再開発の起点とする。

環境計画 : 豊かな樹木を生かし、空調設備や内外装等で省エネルギー化を図る。

配置計画 : 既設の名古屋キャンパスの建物との一体感を保つため、建物軸線を統一する。
階層構成 : 一階に事務室、二階にセミナー室(模擬法廷)と会議室を配置。三階のラウンジを含め五階までを院生研究室とし、六、七階に教員研究室を配置。

外装計画 : 既設建物同様、コンクリート打ち放しに名古屋キャンパスの土の色、アースカラーを配色。南山法科大学院の先進性を縦に伸びる柱のデザインに、アカデミックな雰囲気を彫りの深い格子に表現する。

内装計画 : OAフロアや配線ピットを採用し、情報化に対応する。

南山法科大学院棟(仮称)の完成予想図