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センター会長に就任し、あいさつするマルクス学長。
愛知県産業貿易会館本館で 2002.12.10

マルクス学長
「愛・地球博ボランティアセンター」会長に就任

 2005年に開催される愛知万博でのボランティアの募集やその研修、配置などを行う「愛・地球 博ボランティアセンター」の設立会で、マルクス学長が会長に就任した。
 就任のあいさつで学長は「名古屋市と近郊の地域の大学生やボランティア活動未経験者を発 掘し、21世紀の新しいボランティア像を、愛知から世界へ発信したい」と述べ、次の4項目を 活動理念として宣言した。

◇来場者に満足感が残るような活動を目指す
◇ボランティアが主体性を持って活動する
◇誰 もが楽しく参加できる活動を目指す
◇博覧会後もボランティア活動が地域に継承されること を目指す

 ボランティアセンターは、博覧会協会からは独立した組織として今後2万人以上のボランティ アを募集。万博会場の案内や通訳、障害者・高齢者の介助、救護、環境美化、幼児の対応など の事前研修を行う予定。
 ボランティアセンターホームページはhttp://www.vol-expo2005.jp/


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留学における本学の危機管理体制

リチャード・ジップル




 南山大学では、毎年約百名の日本人学生を海外の大学に派遣するとともに、大学院・学部・外国人留学生別科を合わせ、約二百八十名の外国人留学生を受け入れている。また、総合政策学部の短期アジア留学プログラム(通称NAP)でも、毎年約百名の学生が語学習得と異文化体験のため、アジア各国に一ヶ月間滞在する。これらの派遣・受け入れ留学生の学生生活を国際教育センターを中心として支援すると同時に、留学生の安全確保のための危機管理体制を設け、全学的にバックアップしている。以下に簡単に紹介したい。
 まず、派遣留学に関しては、留学先で火災・治安混乱・テロ等の問題が起こった場合、または起こる可能性がある場合、情報を収集して現地・関連地域の状況に応じた危険度を想定し、「注意喚起」、「退避勧告」、「帰国勧告・命令」の三段階の体制で、公的機関(外務省等)との情報の確認、学生との連絡・安全確認、父母への連絡、学生への支援とケア等の対応を行う。なお、留学先の交換協定校にも、それぞれ独自の安全対策システムがあるので、各校の留学生担当者と本学担当者が綿密に連絡をとり合い詳細な情報を得ながら対応する体制を整えている。  受け入れ留学生に関しても、同様に三段階の体制とし、特にホスト・ファミリー、交流会館の関係者、母国の大学・父母との連絡を徹底することとしている。
 その他、本学は、「海外留学生安全対策協議会(大手損保会社等が中心となり一九九八年に設立した協議会)」が提供する「海外緊急事故支援システム」に加入している。これは、派遣留学生が留学先で事件、事故、病気といった不測の事態に遭遇した場合に、現地情報の収集と提供、家族や保険会社との対応、公的機関(外務省等)との対応等へのアドバイスと支援、救援者・家族等の渡航への支援の提供が受けられ、さらに、救援者費用や自己対応費用の保険金が支払われるシステムである。
 「備えあれば憂いなし」との諺があるが、学生の安全確保に何より有効なのは問題の発生予防である。本学ではオリエンテーション等を通して、派遣留学生には、現地の大使館・領事館の位置や緊急時の連絡のとり方、交通ルールの違いなどについて説明し、受け入れ留学生には、日本の治安を過信しないよう、身近な犯罪の具体例の情報を提供し、また、天気予報等の警報発令時の対応を教えるなどして、安全な留学生活を送るための指導を行なっている。
(国際担当副学長 外国語学部教授)