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南山大学コミュニケーションロゴ、エンブレム制定




スクールカラーは「NANZANブルー」!
 一九九九年に創立五十周年を迎えた南山大学は、二〇〇〇年度から「第二の創設期」へと踏み出しました。本学では、これを機に、建学の精神「人間の尊厳のために」を表現するVI(ヴィジュアル・アイデンティティ)システムを構築することとなりました。大学執行部でこれに取組み検討を重ね、〇二年六月十一日および二十五日開催の大学評議会において、本学初のコミュニケーションロゴ、エンブレムおよびスクールカラーを制定しました。


 一般に、大学や企業が各々の理念に基づいた目標を内外へアピールする方法としてCI(コーポレート・アイデンティティ)の手法が認識されています。CIでのアピール方法には、大学で言えば建学の精神や学則など、言葉と文章で理論的に説得する「意味訴求」と、形や色(デザイン)を利用して、見せて感じさせる「感性訴求」(VI :ヴィジュアル・アイデンティティ)の二種類があります。本学の場合、「意味訴求」については、充分な取り組みと実践が積み重ねられていましたが、「感性訴求」については、その役割が最近まで必要とされていなかった感が否めません。
 しかし、情報化社会の進歩による情報過多の時代に入り、過大な情報を個々人がつねに記憶、判断することが困難となり、その結果、一般社会では判断基準としてイメージを重視する傾向が強まってきました。また一方で、日本が自分をより良く主張する欧米型のプレゼンテーション社会に移行してきたことも一般社会がイメージを重視する要因と考えられます。つまり、今日、自己表現とイメージ(センス)に無頓着な大学や企業などの団体は、アイデンティティを持たないものとして社会一般から認知されなくなる時代になってきたといっても過言ではないのです。
 このような状況下において、本学は「感性訴求」(VI)制定に取組み、CI製作企業である「PRAXCIS」に製作を依頼しました。同社を選んだ理由は、日本の企業や大学のみならず、米国の企業での実績もあり、社長兼チーフデザイナーである原田進氏が本学のキリスト教的背景、精神を理解する土壌も持ち合わせていたからです。本学が製作工程で一番重要視したのは、本学のキリスト教世界観に基づいた教育、研究の実践と伝統に育まれた校風を具現化することでした。左記のVI要素を条件として長期にわたり検討し、完成までに八ヶ月を要しました。

 〈VI要素〉

・大学としての品格とセンス

・カトリックのモチーフ

・インターナショナル

・時代の変化に耐え得る普遍性

これらを網羅し完成したものが、コミュニケーションロゴ(写真A)、エンブレム(同B)、校名ロゴタイプ(同C)、スクールカラー(同D)です。この四つのVIは、VIシステム(展開デザインシステム)に則ったマニュアルによる正確な使用が規定されています。また、コミュニケーションロゴとエンブレムの商標登録申請も行い、順調に審査が進めば来年度の登録が予定されています。在学生や卒業生、教職員の南山大学に対する誇り高い帰属意識が高揚されるよう、また、教育・研究、学生募集、企業へのPR活動など、南山大学とすべての方とのコミュニケーションが容易になるようVIの活発な利用を推進していきます。なお、VIそれぞれが持つデザインの意図は次のとおりです。

【コミュニケーションロゴ】
 NANZANのZANを上昇させ、NとZを交じ合わせ、プラス思考・交流をイメージさせる十字を形づくったデザインです。十字はキリスト教の精神を表すとともに、今まで培ってきた伝統を大切にしながら、新しい付加価値を創造し、未来へ発展していこうとする「伝統と未来の調和」を象徴しています。ZANが上がっている形状は、向上心とチャレンジ精神など前向きな上昇志向を表現しています。

【エンブレム】
 コミュニケーションロゴのコンセプトと連動させた象徴性と権威性を強調したものです。NANを縦に、ZANを横に組み合わせ、人が手でクロスを描いた形を表し、キリスト教の精神を象徴した独自性と知性の標章です。クロスの中心には、アルファベットの先頭文字Aが重なっています。Aは「No.1、最高位」を意味し、国際的にもトップに輝く南山大学を表出しています。

【校名ロゴタイプ】
 言葉や文字で確実に南山大学を認識してもらうためのものです。コミュニケーションロゴとの調和を考慮して特別にデザインされた専用の書体で、カラーは墨色です。

【スクールカラー】
「誠実」、「知性」、「伝統性」を表す「NANZANブルー」という色を南山大学のスクールカラーとし、コミュニケーションロゴ、エンブレムの基調色としています。基本カラーは、この「NANZANブルー」と「NANZANライトブルー」、「NANZANイエロー」です。
(学長室)