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新副学長就任挨拶
マルクス学長四期目を支える新体制
新副学長に丸山教授(総務・将来構想担当)、
浜名教授(教学担当)、ジップル教授(国際担当)
昨年十二月十九日、学長候補者選考規程に基づき行われた信任投票の結果、ハンス ユーゲン・マルクス学長(人文学部教授)が信任された。マルクス学長は今年度から二〇〇四年度まで三年間、学長職四期目を務める。学長を支える新副学長には、丸山雅夫法学部教授、浜名優美総合政策学部教授、リチャード・ジップル外国語学部教授が就任した。



「選ばれ続ける大学」をめざして


副学長
(総務・将来構想担当)
丸山 雅夫
(まる やま まさ お)


 我が国の大学を取り巻く昨今の状況は、「冬の時代」という表現が懐かしく思われるほどに厳しいものがある。大学設置基準の大綱化以降、我が国の高等教育政策は自己責任(主体性)を強調するものへと確実に変化した。それは、社会が大学教育に「目に見える」結果を求め始めたことでもある。単なる伝統や実績は、もはや大学の将来を約束してくれるものではない。社会の評価に支えられ、受験生(そして学納金の負担者)に「選ばれる」大学でなければ、解散の自由だけが残されるであろう。
 社会から「選ばれる大学」であり続ける条件は、教職員一人ひとりの自覚であり、財政状況を含めた社会への説明責任を果たすこと(アカウンタビリティ)である。マルクス学長が常に強調する「絶えざる自己改革」もこのようなものである。学部新設・改組の実績を基礎に大学院を中心とした第二次将来構想を実現し、選ばれ続ける南山大学をめざして、構成員各位の一層の協力をお願いしたい。


[略歴]
 丸山雅夫教授 1951年生まれ。75年上智大学法学部法律学科卒業。80年同大学大学院法学研究科博士課程満期退学。法学博士〈上智大学〉。ノートルダム清心女子大学講師、小樽商科大学助教授を経て、91年南山大学法学部助教授に任用。93年教授となる。93年から95年まで学長補佐、98年から00年まで共通教育主任、00年から02年3月まで法学部法律学科長、大学院法学研究科法学専攻主任を務めた。00年から現在まで人間関係研究センター長を務める。



下宿してでも行きたい大学にする


副学長(教学担当)
浜名 優美
(はま な まさ み)


 教学担当副学長就任後の一ヶ月は思っていた以上に忙しい。いま一番大きな問題は、じっくりと考えて慎重に行動するという時間がないことである。日々の決裁を含め、迅速に判断を迫られることが多い。しかも問題は入試から学生生活まで多岐にわたる。
 二つのキャンパスをあわただしく往復しながら、構想中のサテライトキャンパスを含めた三つのキャンパスを自在に活用することで大学を発展させ、受験生が下宿してでも行きたいと思う、魅力のある大学にしようと考えている。
 したがって、任期中に私が考えるべきことは、カリキュラムや教員・学生の人的交流などを硬直化させない「自在な編成原理」を築き上げることである。これは、今まで関係がないと思われていたものを結びつけることで新たな研究や教育方法が生まれることを意味する。そのために私の持てる力を発揮したい。


[略歴]
 浜名優美教授 1947年生まれ。71年早稲田大学第一文学部フランス文学専攻卒業。77年同大学大学院文学研究科博士課程満期退学。77年から79年までパリ第3大学フランス語学第三課程在籍。79年に南山大学文学部講師に任用。84年に助教授、91年に教授となる。97年から98年まで文学部仏語学仏文学科長、98年から02年3月まで図書館長を務め、この間00年の新学部開設に伴い、総合政策学部に移籍。00年から02年3月まで共通教育副主任を務めた。




国際性とは何か


副学長(国際担当)
SZIPPL, Richard
(ジップル,リチャード)


 グローバル化の進行がますます早まっている現在、南山大学の建学精神に基づく伝統的な特徴のひとつである「国際性」も真価が問われる。四月にマルクス学長から国際担当副学長の職を依頼され、南山大学の「国際性」の意味はどこにあるのかと考えさせられた。南山大学では創立時代から外国人の教員が多く、教員の留学、大学院・学部学科・外国人留学生別科の留学生受け入れや派遣制度の伝統も長いが、「国際性」とは異なる国の人々との単なる交流だけではないだろう。異文化を持つ人と接触することを通して文化の違いを体験し、異文化への理解を育みながら自分の文化への理解を深めることがなければ本当の「国際性」にはつながらない。南山大学の国際教育センター、留学生の受け入れと派遣、交換留学プログラム、国際交流会館などの制度・設備の充実を図りながら、南山大学構成員一人ひとりの国際的な意識の高揚に努めたい。


[略歴]
 SZIPPL,Richard教授 1951年生まれ。79年南山大学文学部神学科卒業。89年Univer-sity of Notre Dame History Ph.D.修了。Ph.D.(History)〈University of Notre Dame〉。南山大学外国語学部英米科助手、長崎南山高等・中学校英語科教師を経て、91年南山大学文学部講師に任用。94年助教授、98年教授となる。95年から00年までヨーロッパ研究センター長、99年から02年3月まで文学部独語学独文学科長を務め、その間00年に外国語学部に移籍し02年3月までドイツ学科長を務めた。