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二〇〇〇年度から稼動中
WEBを利用した南山大学教務システム


補講・休講情報は携帯電話でも確認可能



 南山大学は二〇〇〇年度、全国の大学に先駆けてWEBを用いた教務システムを稼動させた。
 教務システムをWEBを利用したものへ改革するにあたっては、設備の充実と、その設備を利用する学生側のコンピュータ習熟という二つの条件が必須であった。本学は、パソコン教室や情報コンセントを備えたJ棟(名古屋キャンパス内)を一九九〇年に完成させ、九四年にはインターネットに接続されたキャンパス情報ネットワーク(愛称:AXIA=ギリシア語で「尊厳」を意味する)の稼動を開始、キャンパスから世界中と自由な通信を行うことを可能にした。そして九五年から全学部向けの科目「情報リテラシー」を開講することにより、「コンピュータ設備」と「情報ネットワーク」および「コンピュータ教育」の連携態勢を整えた。その上で、学生サービスの一環としてWEBを利用した教務システムの開発を始め、二〇〇〇年度から名古屋キャンパスおよび二〇〇〇年四月新設の瀬戸キャンパスでこのシステムを本格的に運用している。
 学生がこの教務システムで行うのは、主に、休講・補講状況の確認、時間割や単位集計などの個人情報の取得、履修登録の変更手続き、各種証明書発行などである。休講・補講状況の確認は、キャンパス内のプラズマディスプレイでリアルタイムに確認できるほか、自宅のパソコンや携帯電話からも常時確認できる。また、単位集計等個人情報の取得や履修登録変更手続きは、予め登録してあるアカウントとパスワードを用いて、名古屋キャンパスではJ棟の二百五十台のパソコンで行い、瀬戸キャンパスでは学生全員が携帯しているノートパソコンをキャンパス内四千三百箇所に敷設されている情報コンセントに接続して行う。各種証明書の発行では、自動証明書発行機に学生証と暗証番号を認識させることにより、常に前日の情報に更新された証明書(在学・成績・健康診断・学割証明等)を入手することができる。この他、教務関係の情報を全てWEB上で学内閲覧可能にしている。
 この改革によって、学生は常に最新の情報をすばやく収集することができるようになり、学内掲示も不要となった。また、証明書発行時の待ち時間や教務課窓口の混雑も解消されている。
(教務委員会委員長 倉田 信子 外国語学部教授)