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南山大学ホーム日本語トップ総合案内南山ブレティン202号No.5
南山ブレティン202号
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写真:Arturo ESCANDÓN (アルトゥーロ・エスカンドン)教授

Arturo ESCANDÓN(アルトゥーロ・エスカンドン)
外国語学部 スペイン・ラテンアメリカ学科 教授

専攻分野は、教育社会学、文化・歴史的活動理論、スペイン語教育法。
研究テーマは、概念発達、記号による媒介、仮説検証、
ダイナミック・アセスメントの研究。
主な担当科目は、スペイン語文章表現特殊研究、ラテンアメリカ史。

ラテンアメリカの歴史 ―世界初のグローバル社会としての歩み―

現代世界の礎は、スペイン人が“新大陸”を征服し、植民地化したことで築き上げられたといっても過言ではありません。グローバルな規模で通商が行われるようになり、その影響力は、ヨーロッパ諸王国、とりわけスペイン王国の支配力を凌ぐほどの強大なものとなりました。

アメリカ大陸における先住民の自由の所在と征服者と植民者による搾取の度合いをめぐる本質的な議論は、今日我々が「人権」と呼ぶ、人間が有する根本的な権利と深く結びついています。聖トマス・アクィナスにまで遡る中世のスペイン自然法理論を通じ、16世紀には、ヨーロッパ的な権利概念に一石を投じたドミンゴ・デ・ソト師や、先住民の偉大なる擁護者であったバルトロメ・デ・ラス・カサス師といった人物が輩出されるに至りました。

講義を通して学生たちは、“新大陸”の発見および征服以降の世界における、一国の枠組みを超えた超国家勢力の現前化と、それに連動した人類の挑戦を、目の当たりにすることとなるでしょう。また、君主制、重商主義、エンコミエンダ制、社会的分業、税金の納入、主権等の諸概念を把握するところから考察を開始し、支配権をめぐって世界に流布する諸システムを理解するところまで分析を深化させるよう試みます。植民地諸国の独立やキューバ革命といった、ラテンアメリカ史においてしばしば言及される出来事に内包される意義を理解することも、こうした視座に基づくことによってのみ可能となるものと考えています。

写真:「ラテンアメリカ史」の授業風景

「ラテンアメリカ史」の授業風景