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南山大学ホーム日本語トップ総合案内南山ブレティン192号No.5
南山ブレティン192号
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私の研究

写真:小尾 美千代 総合政策学部 総合政策学科 教授

国際政治と
グローバル化社会の相互作用

小尾 美千代  おび・みちよ
総合政策学部 総合政策学科 教授


専攻分野は、「国際政治経済学」、「グローバル・ガバナンス」。
研究テーマは、「グローバル社会における国際政治経済」。
主な担当科目は「国際関係論」、「国際政治行政論」。

国際政治学の一分野である国際政治経済学を専門にしています。現在ではさまざまなモノやサービス、情報、人など多くのものが国境を越えて、また、国境とは関係なく移動できるようになっています。国際政治経済学はこうしたグローバル化が進む国際社会で見られる、政治と経済、国外と国内といった領域の相互作用に焦点を当てた学問分野になります。

日米自動車摩擦の国際政治経済学

私自身は主に日米自動車摩擦などの貿易問題や気候変動問題を中心に研究をしています。1970年代以降、日米間では多くの分野で貿易を中心とする経済摩擦が生じました。中でも自動車摩擦は1980年代初めから90年代半ばまで様々な分野をめぐって生じましたが、1995年の日米自動車・自動車部品協議の合意以降は二国間レベルではなくWTO(世界貿易機関)を通じて調整されるようになり、それにともなって「自動車摩擦」が生じることもなくなりました。なぜ、貿易摩擦をめぐる国家の役割がこのように変化したのか。自動車産業のグローバル化を中心とする産業構造の変化を視野に入れつつ、自由貿易主義、公正貿易概念、日本異質論などの貿易をめぐる政策アイディアに焦点を当てた分析を行いました。

現在は、温室効果ガスの排出削減策を中心とする国際的な気候変動問題や広域的なFTA(自由貿易協定)における知的財産権をめぐる国際政治について主に研究を行っています。