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南山ブレティン190号
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2013年度決算・2014年度予算について

2013年度は、グランドデザインにおけるキーフレーズ「個の力を、世界の力に。」をふまえて、「学生と教職員とキャンパスのグローバル化」と「南山の特長を活かした開かれた大学」を最重要課題と位置づけ、国際化推進に係る事業を実施しました。

R棟に整備されている英語教育センター、ワールドプラザ、国際教育センター、ジャパンプラザを国際化推進の拠点として、2年目となる「国際科目群」の充実、海外の大学との教員交換プログラム、学生交換プログラムの充実など、様々な取り組みを実施しました。また、2013年10月、R棟地下1階にユニバーサルミュージアムをコンセプトとした人類学博物館をリニューアルオープンしました。

省エネへの取り組みとして、2012年度に行った一部建物の照明LED化による省エネ効果の検証に基づき、2013年度には、教室、研究室、事務室などの照明LED化を完了しました。

2013年9月に「南山大学次期将来構想」を発表いたしました。その概要は「キャンパス統合」「情報センター、国際センターの設置」「新設を含めた学部等の改組・改編」の事業です。特に、キャンパス統合は、理工学部と理工学研究科、ならびに総合政策学部と社会科学研究科総合政策学専攻を瀬戸キャンパスから名古屋キャンパスに移転するという計画で、すでに2015年4月の第1期移転に向けて建物建設工事が開始されました。

本学では、「NANZAN bulletin」「南山大学概要」「南山大学公式Webページ」において財政状況を公開し、透明性確保に努めています。以下に、2013年度決算および2014年度予算について、財務諸表をもとに説明します。

2013年度決算について

【南山大学】

第1表は、資金収支計算書であり、本学における1年間の活動に伴う収入と支出の資金の記録です。

収入の部の前年度繰越支払資金(31,981百万円)と、支出の部の次年度繰越支払資金(33,281百万円)の差額は1,300百万円であり、これが2013年度の諸活動による資金の増加額です。

収入のうち、手数料収入、補助金収入が予算額に対して決算額が下回りました。差異は、それぞれ44百万円、55百万円となっています。手数料収入については、受験者数減少による入学検定料収入の減少が主な理由で、入学試験における志願者数を比較すると、2014年度入試(2013年度収入)は24,016名、2013年度入試(2012年度収入)は25,097名で1,081名の減少となっています。補助金収入については、経常費に対する補助金の減少が主な理由です。

資産運用収入、雑収入は予算額に対して決算額が上回りました。資産運用収入は経済情勢の回復傾向による運用収入増加が要因となりました。

一方、支出面では人件費支出、教育研究経費支出、管理経費支出ともに予算額内での執行となっています。2015年4月の第1期移転に向けて建物建設工事が始まったことにより、施設関係支出が2,474百万円と大きな金額となっています。なお、例年南山学園の設立母体である神言修道会から、本学に勤務する神言修道会会員の人件費節約額として本学への財政支援をいただいています。2013年度は総額45百万円の援助があり、パッヘ研究奨励金等の原資として充当しました。

第1表の資金収支計算書が、本学の資金にかかる収入および支出の顛末を表しているのに対し、第2表の消費収支計算書では、本学の経営状態が健全かどうかを示すための収支状況を表しています。

帰属収入(負債とはならない収入13,129百万円)から、基本金組入額(設備投資等に充当される額822百万円)を控除した残額を消費収入といい(12,307百万円)、この消費収入と、純資産の減少をもたらす消費支出(12,077百万円)との差額230百万円が、当年度消費収入超過額となりました。前年度繰越消費収入超過額3,531百万円と合せて、翌年度繰越消費収入超過額は3,761百万円となりました。

第3表の貸借対照表は、2014年3月31日現在における総資産、負債、自己資金(基本金+翌年度繰越消費収支差額)の状態を表わしています。

資産の部では、固定資産が171百万円増加しました。内訳としては、有形固定資産は建物建設工事開始に伴い建設仮勘定の増加などにより1,576百万円増加、その他の固定資産は第2号基本金の統合と建物建設工事に伴う支払いにより1,405百万円減少しました。さらに流動資産は、現金預金等の増加により1,170百万円増加しました。この結果、総資産は1,341百万円増加となりました。他方、負債の部は290百万円増加、基本金の部は822百万円増加、翌年度繰越消費収入超過額は230百万円の増加となり、自己資金は1,051百万円増加となりました。

2014年度予算について

【南山大学】

本学における帰属収入の内訳は、学生納付金78.9%、補助金8.1%となっており、学生納付金が帰属収入の大きな部分を占めています。今後も大学の永続的発展のため学生数確保の努力を続けていくことと同時に、補助金・寄付金などの外部資金獲得のため更なる努力を続けていく所存です。2014年度は、2013年度からの継続事業である「国際化推進事業の充実」に加え、次期将来構想実現に向けて「キャンパス統合」「情報センター、国際センターの設置」「新設を含めた学部等の改組・改編」の事業が本格化します。

2014年度の主な事業計画は以下のとおりです。

  1. キャンパス統合事業
     2015年4月の第1期移転に向けて新棟建設が進んでおり、2015年2月に完成する予定です。さらに2017年4月の第2期移転に向けて名古屋キャンパスの整備などの準備を開始します。
  2. 南山大学国際化推進事業
     海外派遣と受け入れの両面から留学プログラムを充実させます。また現在総合政策学部で行っている日本語未修の留学生受け入れを他学部でも展開するよう検討します。
  3. 情報センター、国際センターの設置
     キャンパス統合事業に合わせて、情報センターと国際センターを新たに設置します。情報センターは名古屋キャンパスにおける情報環境の整備を図るために、国際センターは現在の国際教育センターを強化・拡大して、より広く国際的な教育および研究の支援をするために、設置する予定で、その準備を開始します。

本学では、私立大学としての公共性と説明責任を認識し、従来から財務改善に努めるとともに、財務状況を広く公表しており、引き続きこの方針を維持していく所存です。今後ともご理解、ご支援をお願いいたします。

(大学事務部長 沢口定雄)

南山大学
第1表 2013年度 資金収支計算書 (2013年4月1日から2014年3月31日まで) (単位:千円)
支出の部
科目 予算額 決算額
人件費支出
 (教員人件費)
 (職員人件費)
 (退職金)
教育研究経費支出
管理経費支出
借入金等利息支出
借入金等返済支出
施設関係支出
設備関係支出
資産運用支出
その他の支出
法人本部費配賦額
資金支出調整勘定
次年度繰越支払資金
6,924,165
(4,868,257)
(1,627,712)
(428,196)
2,698,422
878,471
57,458
193,610
2,474,226
188,363
2,600,000
2,287,038
571,519
△ 265,070
32,533,213
6,690,406
(4,680,772)
(1,551,974)
(457,660)
2,527,375
847,493
57,455
193,610
2,474,172
161,313
2,600,000
2,301,880
568,346
△ 276,897
33,281,399
 
支出の部合計 51,141,415 51,426,552
 
収入の部
科目 予算額 決算額
学生納付金収入
 (授業料)
 (入学金)
 (実験実習料)
 (教育実習料)
 (施設設備費)
手数料収入
 (入学検定料)
 (その他の手数料)
寄付金収入
補助金収入
資産運用収入
資産売却収入
事業収入
雑収入
借入金収入
前受金収入
その他の収入
資金収入調整勘定
前年度繰越支払資金
10,344,032
(7,147,689)
(1,142,800)
(109,598)
(3,661)
(1,940,284)
797,901
(683,431)
(114,470)
182,813
1,121,240
149,877
201
199,110
326,903
0
2,259,537
6,380,788
△ 2,602,209
31,981,222
10,352,393
(7,159,731)
(1,142,800)
(103,341)
(3,571)
(1,942,950)
754,275
(636,682)
(117,593)
187,510
1,066,542
196,706
219
205,295
363,720
0
2,482,826
6,442,486
△ 2,606,642
31,981,222
収入の部合計 51,141,415 51,426,552
(注)予算額は補正予算額

第2表 2013年度 消費収支計算書(2013年4月1日から2014年3月31日まで) (単位:千円)
消費支出の部
科目 予算額 決算額
人件費
教育研究経費
 (内、減価償却額)
管理経費
 (内、減価償却額)
借入金等利息
資産処分差額
徴収不能引当金繰入額
法人本部費配賦額
7,142,671
3,697,924
(999,500)
990,421
(111,950)
57,458
26,470
0
553,481
6,959,038
3,507,763
(981,632)
971,867
(123,019)
57,455
24,856
5,865
550,308
 
消費支出の部合計 12,468,425 12,077,152
当年度消費収入
(△支出)超過額
△284,108 229,661
前年度繰越消費収入
(△支出)超過額
3,531,397 3,531,397
基本金取崩額 0 0
翌年度繰越消費収入
(△支出)超過額
3,247,289 3,761,058
(注)予算額は補正予算額
 
消費収入の部
科目 予算額 決算額
学生納付金
手数料
寄付金
補助金
資産運用収入
資産売却差額
事業収入
雑収入
10,344,032
797,901
183,813
1,121,240
149,877
172
199,110
329,036
10,352,393
754,275
189,509
1,066,542
196,706
172
205,295
363,722
帰属収入合計 13,125,181 13,128,614
基本金組入額合計 △940,864 △821,801
消費収入の部合計 12,184,317 12,306,813
(注)予算額は補正予算額

第3表 貸借対照表 (2014年3月31日現在) (単位:千円)
科目 2013年度末 2012年度末 増減
資産の部
固定資産
有形固定資産
   土地
   建物
   構築物
   教育研究用機器備品
   その他の機器備品
   図書
   車両
   建設仮勘定
その他の固定資産
   電話加入権
   施設利用権
   長期貸付金
   差入保証金
   ソフトウェア
   退職給与引当特定資産
   南山大学名古屋C施設設備整備資金
   南山大学瀬戸C施設設備整備資金
   南山大学名古屋C施設設備拡充引当預金
流動資産
  現金預金
  未収入金
  立替金
  前払金
  貯蔵品
32,996,015
27,859,612
3,581,485
14,965,444
468,740
336,235
9,876
6,182,931
1
2,314,900
5,136,403
6,301
2,371
204,331
0
150,730
140,000
4,582,670
0
50,000
33,672,168
33,281,399
326,705
4,023
56,858
3,183
32,824,508
26,283,052
3,581,485
15,482,537
555,838
386,740
11,685
6,114,960
3,749
146,058
6,541,456
6,301
2,371
258,402
440
201,272
140,000
3,982,670
1,900,000
50,000
32,502,183
31,981,222
450,981
1,050
66,028
2,902
171,507
1,576,560
0
△ 517,093
△ 87,098
△ 50,505
△ 1,809
67,971
△ 3,748
2,168,842
△ 1,405,053
0
0
△ 54,071
△ 440
△ 50,542
0
600,000
△ 1,900,000
0
1,169,985
1,300,177
△ 124,276
2,973
△ 9,170
281
資産の部合計 66,668,183 65,326,691 1,341,492
負債の部
固定負債
  長期借入金
  退職給与引当金
  長期預り金
  長期未払金
流動負債
  短期借入金
  未払金
  前受金
  預り金
5,471,784
2,726,300
2,264,724
237,623
243,137
3,365,056
193,310
239,185
2,482,826
449,735
5,420,550
2,919,610
1,996,093
233,480
271,367
3,126,260
193,610
228,663
2,281,436
422,551
51,234
△ 193,310
268,631
4,143
△ 28,230
238,796
△ 300
10,522
201,390
27,184
負債の部合計 8,836,840 8,546,810 290,030
基本金の部
第1号基本金
第2号基本金
第3号基本金
第4号基本金
42,457,012
4,582,670
6,186,203
844,400
40,336,822
5,882,670
6,184,592
844,400
2,120,190
△1,300,000
1,611
0
基本金の部合計 54,070,285 53,248,484 821,801
消費収支差額の部
翌年度繰越消費収入(△支出)超過額 3,761,058 3,531,397 229,661
消費収支差額の部合計 3,761,058 3,531,397 229,661
負債の部、基本金の部、消費収支差額の部合計 66,668,183 65,326,691 1,341,492

第4表 財務比率
消費収支関連
比率 計算式 南山大学 他大学 評価
2011年度 2012年度 2013年度 2012年度
人件費比率
人件費依存率
教育研究経費比率
管理経費比率
借入金等利息比率
学生生徒等納付金比率
補助金比率
基本金組入率
減価償却費比率
人件費/帰属収入
人件費/学生納入金
教育研究経費/帰属収入
管理経費/帰属収入
借入金等利息/帰属収入
学生納入金/帰属収入
補助金/帰属収入
基本金組入額/帰属収入
減価償却額/消費支出
50.8%
64.6%
26.3%
6.7%
0.4%
78.6%
8.8%
10.7%
8.6%
51.3%
66.7%
25.4%
6.0%
0.4%
76.8%
8.0%
9.2%
9.2%
53.0%
67.2%
26.7%
7.4%
0.4%
78.9%
8.1%
6.3%
9.1%
52.2%
64.1%
30.6%
8.3%
0.2%
81.5%
8.0%
9.6%
11.4%









帰属収入に対する比率
比率 南山大学(2013年度) 他大学文他複数学部(2012年度)
人件費
教育研究経費
管理経費
その他の消費支出額
基本金組入額+消費収支差額
53.0%
26.7%
7.4%
4.9%
8.0%
52.2%
30.6%
8.3%
0.9%
7.9%

貸借対照表関連
比率 計算式 南山大学 他大学 評価
2012年度 2013年度 2012年度
自己資金構成比率
消費収支差額構成比率
流動比率(※)
減価償却比率
総負債比率
負債比率
自己資金/総資金
消費収支差額/総資金
流動資産/流動負債
減価償却累計額/減価償却資産取得価額
総負債/総資産
総負債/自己資金
87.0%
5.4%
848.9%
50.8%
13.0%
15.0%
86.7%
5.6%
816.8%
52.5%
13.3%
15.3%
87.2%
△11.2%
237.1%
47.1%
12.8%
14.7%





(注) 他大学の数値は、日本私立学校振興・共済事業団平成25年度版「今日の私学財政」より、消費収支関連については文他複数学部の大学部門の平均を、貸借対照表関連は文他複数学部を有する大学法人全体の平均をそれぞれ掲載した。
評価は、それぞれの大学の特殊性があり一概にはいえないが、一般的には「↑」は数値が高い方がよく、「↓」は数値が低い方がよく、「〜」はどちらともいえないとされている。
自己資金=基本金+消費収支差額 
総資金=負債+基本金+消費収支差額 
総負債=固定負債+流動負債
(※) 南山大学の流動比率は流動資産から第3号基本金額を差し引いた額を分子とした。

第5表 2014年度 資金収支予算書 (2014年4月1日から2015年3月31日まで) (単位:千円)
支出の部
科目 予算額
人件費支出
 (教員人件費)
 (職員人件費)
 (退職金)
教育研究経費支出
管理経費支出
借入金等利息支出
借入金等返済支出
施設関係支出
設備関係支出
資産運用支出
その他の支出
予備費   
法人本部費配賦額
資金支出調整勘定
次年度繰越支払資金
6,715,818
(4,818,432)
(1,621,275)
(276,111)
2,920,276
945,656
53,638
193,310
4,659,129
526,816
700,000
2,195,672
25,694
530,262
△ 259,922
33,082,264
 
支出の部合計 52,288,613
 
収入の部
科目 予算額
学生納付金収入
 (授業料)
 (入学金)
 (実験実習料)
 (教育実習料)
 (施設設備費)
手数料収入
 (入学検定料)
 (その他の手数料)
寄付金収入
補助金収入
資産運用収入
資産売却収入
事業収入
雑収入
借入金収入
前受金収入
その他の収入
資金収入調整勘定
前年度繰越支払資金
10,242,782
(7,056,288)
(1,142,900)
(122,472)
(4,679)
(1,916,443)
799,551
(684,319)
(115,232)
183,541
1,110,350
82,416
30
208,135
219,250
2,000,000
2,270,768
5,147,118
△ 2,508,541
32,533,213
収入の部合計 52,288,613

第6表 2014年度 消費収支予算書(2014年4月1日から2015年3月31日まで) (単位:千円)
消費支出の部
科目 予算額
人件費
教育研究経費
 (内、減価償却額)
管理経費
 (内、減価償却額)
借入金等利息
資産処分差額
徴収不能引当金繰入額
法人本部費配賦額
予備費
6,652,417
3,883,549
(963,271)
1,047,209
(100,257)
53,638
24,500
0
512,224
25,694
消費支出の部合計 12,199,231
当年度消費収入(△支出)超過額 △ 298,300
前年度繰越消費収入(△支出)超過額 3,247,289
基本金取崩額 0
翌年度繰越消費収入(△支出)超過額 2,948,989
 
消費収入の部
科目 予算額
学生納付金
手数料
寄付金
補助金
資産運用収入
資産売却差額
事業収入
雑収入
10,242,782
799,551
184,541
1,110,350
82,416
1
208,135
219,263
帰属収入合計 12,847,039
基本金組入額合計 △ 946,108
消費収入の部合計 11,900,931