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南山大学ホーム日本語トップ総合案内南山ブレティン189号No.8
南山ブレティン189号
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仕事を制するはコミュニケーション
岩垂 友美子  外国語学部英米科 1984年度卒業
  • 1985年3月に大学を卒業し、同年4月、ブラザー工業株式会社に
  • 入社。今年4月からブラザー工業で初めての女性部長として
  • 第1営業企画部長に就任。
岩垂 友美子 外国語学部英米科 1984年度卒業

現在、私は、ブラザー工業で欧州、米州地域におけるプリンター、複合機の販売拡大を支援する仕事をしています。ブラザー製品をお客様にお届けする欧米の販売現場と、日本及びアジア工場の開発・製造現場の橋渡しが仕事です。世界各国のブラザーグループの社員と日々コミュニケーションをとり、『グローバルチーム』で仕事を進めています。

私が就職活動をしていた当時は、大卒女性を採用する企業の数は多くありませんでした。そのような中、ブラザー工業は、急速な事業拡大のために新卒採用に力を入れており、大卒女性に対しても門戸を開いていました。会社説明会やその後の面接で出会った入社5年に満たない若手社員が活き活きと活躍している姿がとても新鮮かつ印象的で、この会社で働いてみたいと思いました。

大学時代は岡部朗一先生のご指導のもと、スピーチコミュニケーション論を専攻しました。 アメリカにはジョン・F・ケネディの大統領就任演説、公民権運動の指導者マーティン・ルーサー・キング牧師の演説など、数々の歴史に残る名演説があります。ゼミではこのようなスピーチをコミュニケーション手法の観点から分析することを学びました。当時は、アメリカの政治スピーチ分析が、将来仕事の役に立つとは夢にも思いませんでした。

アメリカにおける取引先との懇親会言葉も文化も価値観も異なる海外メンバーと仕事を進める上で大切なのは、お互いを理解、尊重するマインドと自分の考えや意志を明快に伝えるコミュニケーションだと感じています。日本人同士のコミュニケーションでは、あいまいさの残る表現や場の空気を読むことが好まれますが、ことグローバルチームでの仕事では通用しません。相手に納得感を持って仕事をしてもらうためには、目的や必要性をロジカルに説明し、こうしたいという自分の意志をはっきり伝えて説得しなくてはなりません。英語での会議や交渉の場で、あの時学んだことが私のコミュニケーションスタイルの基礎となっているのだと感じたことは一度や二度ではありませんでした。持ち前のコミュニケーションの力を活かし、これからも世界中のお客様にブラザー製品をお届けしていきたいと思います。