南山大学
JapaneseEnglish
南山大学ホーム日本語トップ総合案内南山ブレティン186号No.1
南山ブレティン186号
1 - 2 - 3 - 4 - 5 - 6 - 7 - 8 - 9

就職座談会 2013年度の就活戦線をみごとに乗り越え、志望先から内定を獲得した学生3人に、それぞれの「就活」を振り返っていただきました。

― 就職活動をスタートさせた時期は?

加藤 1学年先輩方が筆記試験や面接に追われ、企業説明会の広告が目につくようになった3年生の初め頃、就職を意識するようになりました。実際に就職活動をスタートさせたのは、12月1日の合同説明会から。 口火を切ったというか、そこから一気に走り出した感じですね。

濱口 私はチアリーダー部の活動が忙しかったので、就活に本格的に取り組むようになったのは、部を引退した3年生の12月中旬以降です。就活対策講座が3年生の6月に始まり、ずっと気にはしていましたが、夏休み中も部活に没頭していました。

高木 研究室でプログラミングコンテストに挑戦していたので、僕は濱口さんよりさらに遅れて今年の1月に入ってから。ただ昨年の夏休み中、3週間ほどインターンシップに参加して、企業研究に取り組みました。自分が大学院を出て、これから社会でどう役に立てるのか。特に規模の大きな企業で確かめておきたい気持ちがあったんです。じつは内定先はインターンシップでお世話になった企業です。人事の方と細かくお話しするチャンスは掴めませんでしたが、企業をより深く知る意味でプラスになったと思います。

― 選考にむけて準備したことは何ですか?

加藤 まずは自己分析ですよね。書類選考でも面接でも、自己PRのベースになる部分ですので、ここはしっかり取り組みました。僕は「サッカー」「アルバイト」「学業」と大きなテーマを3つあげて、それぞれ小1時間ぐらいは話せるよう、またどの角度から突っ込まれても大丈夫なように練り上げていきました。

濱口 自分のことって、自分自身じゃわからないことが多いじゃないですか?私は友人から「他己分析シート」をもらって、それを部活のメンバーみんなで書きあい、長所短所をそれぞれあげました。自分が部活でどういう役割を果たしてきたのかよく分かり、うまく自己PRにつなげることができました。

加藤 僕も友達を巻き込んでの総力戦というか、常に意見交換し、赤裸々に語りあいながら自己分析を深めていった感じですね。たとえば、何事にもこつこつ取り組めるのは勤勉さの表れだと自分では思い込んでいましたが、裏を返せば、「閉じこもって、自分一人で進めてしまう」と友達から短所として指摘を受けたりしました。そんな自分の弱点を知ることも大切ですよね。

高木 僕は大学の教授、先輩に相談しながら自己分析を進めました。これまでの学生生活を振り返り、自分が取り組んできたことを列挙し、先輩や先生方と相談しながらエピソードを選んでいった感じですね。それを各企業が求める人材像を意識しながら共通項を探し出し、履歴書やエントリーシートの自己PR欄にまとめていきました。

― 模擬試験(SPI)対策は?

加藤 僕の受けた金融機関では、あまり重視されていない印象を受けました。ですから参考書もざっと目を通した程度。苦手意識があれば克服しておく、といったぐらいのスタンスでした。

高木 自分の場合、SPI対策も出遅れてしまい、初めて受けた筆記テストでは受からず。いきなりへこまされてしまったので、すぐにテキストを4冊買い込んで猛勉強しました。そろそろ面接も始まっていた時期で、同時進行で勉強するのはさすがに大変でしたね。

濱口 私も授業の空き時間にSPIのテキストを開くようにしていましたが、就活が進むにつれて、真剣に取り組むようになりました。SPIでかなり落とされるという情報もあったので、気が抜けませんでした。

― 企業選びのコツは?

高木 僕自身は、これまで自分が取り組んできた研究や専門的な学びをどう生かすか、というところを軸に理系、IT系に照準をあてました。とはいえプレエントリーは60社、実際にエントリーシートを提出したのは30社ぐらい。業種を絞り込んだ分、規模の大きさに関係なく、とにかく出せるところは出していこうという作戦でした。

加藤 僕もゼミで学んだことの延長線上から就職を考え、金融機関ほぼ1本に。そしてもう一つ、銀行や証券などの金融機関に勤める身内が多く、「働き方」「やりがい」もよくわかっていた、というのも大きな理由です。実際に働いてみて就職先を決められるわけではないので、入社後のギャップの少なさも僕にとっては重要なポイントでした。

濱口 私は2人とは逆で、自分に何が向いていて、どんな仕事が合っているのかわからず、ブライダル、金融、メーカー、商社…いろいろな業種を検討しました。プレエントリーした企業は90社以上。そこから会社説明会やOG訪問を通して、少しずつ興味のある分野を絞り込み、最終的に25社にエントリーしました。それでもさすがにエントリーシートを書くのが嫌になってしまうこともありましたね(笑)。

加藤 特に2月下旬はエントリーシートラッシュの時期ですよね。書いても書いても書き終わらず、モチベーションがぐっと落ちることもありましたが、その一方で書類審査に通過し、一喜一憂したことを思い出します。

― 大学のサポートはいかがでしたか?

濱口 キャリア支援室の方には、親身に相談に乗っていただきましたし、エントリーシートの添削も丁寧にアドバイスいただいて助かりました。中には5、6回も書き直したエントリーシートもありましたが、挫折せずに書き上げることができたのは、キャリア支援室の方にうまくリードしていただいたおかげです。

加藤 業界研究のセミナーが早い段階から用意されていたのは有難かったですね。その後、自分で業界研究を進めるきっかけになりましたし、内容も濃く、高いモチベーションを維持できる環境の中に身を置くことができたと思います。

高木 じつはこれは僕の失敗談ですが、会社説明会に出ないと次へ進めない企業があることを知らず、焦ったことがあって…。

加藤 そうそう、ありますよね。会社説明会に出席しないとエントリーシートが貰えない企業とか。エントリーの仕方って企業によってマチマチだから、ある程度、方向性が定まっているのであれば、先輩の「就職活動体験記」なんかに目を通しておくと、就活の流れも掴みやすいかもしれません。

濱口 先輩の体験記は面接で聞かれたこととか具体的に細かく書いてあるので、すごく参考になりますよね。

高木 2016年卒採用から、就活開始時期が後ろ倒しになるようだけれど、「まだ大丈夫」なんて、のんびり構えていると取り返しのつかないことになるかも?まだ先のことはわからないけれど、いざという時に慌てないためにも、早め早めの情報収集が大切ですよね。

濱口 就活は一人っきりですると、限界を感じる時もあると思うんです。ですから、キャリア支援室や先輩などには積極的に相談し、頑張って乗り切って欲しいと思います。

高木 それから、特にものづくり中部地区において「南山大学」のネームバリューは圧倒的。東京・大阪でも手ごたえを感じましたし、胸を張って渡り合える大学だと改めて思いました。

― あなたの“必勝メソッド”とは、ずばり!

加藤 大学生活を振り返ると、ゼミ長を務めたわけでもないですし、これといった強みも持っていない気がしていましたが、「自分をきちんと見つめれば、アピールすべきことが必ずある」というキャリア支援室のアドバイスに安心感を与えてもらった気がします。その上で、しっかり自己分析にも取り組めたわけですが、面接やグループワークに備えて、もっとうまく自己表現できないか、一緒になって追求できた仲間の存在が、僕にとっての成功の秘訣かもしれません。

高木 能動的にいかに動けるか、ということ以外に、大きなIT企業ではとくにチームワーク力が求められる時代。プログラミングコンテストもそうでしたが、大学祭で企画を立ち上げ、その時、自分はどういう立ち位置で、どんなふうに皆と活動したか。そこをうまくアピールできたことが結果に結びついたと思っています。

加藤 全国大会で優勝したとか、特別な結果がなくても自分なりに一生懸命取り組めば、そのプロセスの段階で話せることが沢山ありますよね。

高木 逆に失敗を踏まえて、その後の成長の過程を話すとか…。僕自身、大学3年生の頃、プログラミングでは相当、失敗を重ねてきたので(笑)。

濱口 毎日、部活に取り組んできた私にとって、大学生活=部活でしたので、そこで努力してきたことをアピールしましたが、アルバイトでも何でも一生懸命になれるものに出合えれば、自己PRにつながるものも見つかると思います。

― 最後に、後輩へのアドバイスをお願いします

高木 大学1、2年生は友達を作ること! 友達と話すことで見えてくるものもあるはずです。3年生なら何か一つのことに仲間と挑戦してみると、人前で語れる経験を積めると思いますよ。

濱口 そうですよね。1、2年生のうちから、就職のことで頭をいっぱいにするより、もっと打ち込めることに頑張ればいいと思います。3年生で自分が何をすればいいのか分からない、という場合は、セミナーに参加する方法もありますし、SPIから手をつけてもいいかもしれません。

加藤 就職活動は知力、情報力、体力も必要です。話題づくりというと戦略的に聞こえるでしょうが、時間のあるうちにより大勢の人と話し、多くの経験を積んでおくことで引き出しも増えると思います。何かに挑戦しようと思ったらすぐに動く。まずはそんなことを心がけて欲しいですね。

PROFILE

高木 裕之(数理情報研究科 数理情報専攻2年生 内定先 : 株式会社日立製作所)

高木 裕之さん

数理情報研究科 数理情報専攻2年生
内定先 : 株式会社日立製作所

用意周到に、コツコツ準備を整えてきました。やるだけやったからこそ、大企業でも力まず、面接に臨むことができました。今、与えられた土俵の大きさに武者震いします。

濱口 里映奈(人文学部心理人間学科4年生 内定先 : 株式会社デンソー)

濱口 里映奈さん

人文学部心理人間学科4年生
内定先 : 株式会社デンソー

大学生活の中で一番力をいれてきたチアリーダー部での経験、先輩方や仲間のおかげで、納得のいく就職活動が出来ました。

加藤 直裕(経済学部経済学科4年生 内定先 : 株式会社三井住友銀行)

加藤 直裕さん

経済学部経済学科4年生
内定先 : 株式会社三井住友銀行

どこまで通用するのか、自分を試したい気持ちもあって、内定先を志望。面接では、意識の高いライバルに囲まれて勉強になった、と上昇志向もプラスになりました。