グローバリゼーションによる秩序の変化・変質を、「移民」という視座から研究している。とくに着目しているのは19世紀から20世紀初頭にかけての清からアメリカへの人の移動である。この点に注目しながら、「移民」を他者としてきた近代国民国家の秩序形成および公共圏形成と人・思想の越境移動の関係について、また、移民による対抗的公共圏形成について考察してきた。最近は、その延長線上でアメリカの非登録移民についても論文を執筆した。
人・思想のグローバリゼーションが進むとともに、研究領域のグローバリゼーション、研究環境のグローバリゼーションが起きている。社会構造の大きな秩序変化が起きている中で、権力をもたない人々がどのように秩序の変化・形成にかかわることができるのか、それはどのように可能になるのか、ということが一貫した関心だ。 |