本年度、私が担当しているミドル演習では、所属する学生の大半が民事訴訟法A・Bという講義を並行して受講しています。そこでゼミでは、講義で説明している基礎的な民事訴訟手続の流れをベースに、そのなかで重要な論点をいくつか取り上げ、別の角度から手続を見ることを心がけています。民事訴訟法を初めて学ぶ春学期には論点の概説と論点ごとの簡単な事例を、徐々に知識が増えてくる秋学期にはいくつも論点が隠されている事例を素材にしているので、学生が論点の抽出やそれに対する考察の仕方を自然と身につけることができます。
このように説明すると、ひたすら事例問題を解く難しそうなゼミを想像されるかもしれませんが、実際の授業風景はそれとは真逆のアットホームな雰囲気です。少人数であるがゆえ、ゼミ生の頭に「?」が浮かんでいると私からフォローすることは勿論、学生同士でわからないところを教えあう光景も見られます。難しくて「眠りの素」と言われている民事訴訟法を和気あいあいとした雰囲気の中で楽しく理解すること、それをこのゼミでは実践しています。
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| ゼミの学生が論点について話し合っている様子 |
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