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南山ブレティン177号
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特集 南山短期大学から南山大学短期学部へ

南山短期大学から南山大学短期大学部へ

南山大学教学担当副学長
法学部法律学科教授 青木 清

 2011年4月1日、南山短期大学英語科は南山大学短期大学部英語科に名称を変更し、これまで培った英語教育の経験を礎にして新しいスタイルの総合的な英語教育の創造がスタートしました。
 短期大学部の教育の大きな特色として、まず、実践英語と全人教育を両立して、自立的に学ぶ姿勢を大切にした少人数教育を徹底していることが挙げられます。世界共通語としての英語は、インターネットなど地球規模の情報ネットワークの普及によって、さらにその役割を大きくしています。また、英語を学ぶことは異文化を理解することであり、日本文化や自分自身を知ることにもつながるでしょう。高い英語運用能力を有するだけでなく、自分自身で考え、それを自分の言葉で表現し、世界の人々と堂々とコミュニケーションできる新時代の女性の人材育成を目指していきます。

コアトレーニング科目群

 短期大学部英語科のカリキュラムでは、英語で「読む、聞く、話す、書く」の4スキルを、音声トレーニングやスピーチなども取り入れて総合的に鍛える「コアトレーニング科目群」を学習の柱としています。
 詩や歌詞、物語、小説、エッセイ、戯曲、スピーチ、新聞・雑誌の記事、広告等幅広いジャンルからクラスごとに選択した教材を「Reading」で読み解き、「Presentation」で解釈にもとづいて表現し、「Discussion」で討論のテーマとし、「Writing」では作文の素材とします。同一教材にもとづく作業を四つの科目を横断しリンクしながら行い、ABCDのステップを繰り返すことで、テーマとなっている事柄の内容理解を深めると同時に、英語の運用能力を養っていきます。コアトレーニング科目の担当者はチーム内で進度や授業内容についての情報交換をしながら授業計画を立て、進めていきます。

 コアトレーニングのクラスは「LC」※のクラスと同一で、扱う教材のテーマやトピックには、LCのプロジェクトテーマが含まれています。

※「Learning Communities」、右上図参照。
Learning Communities(学びの共同体)

 「Learning Communities」(LC)は、2年間という短期間のうちに学生達が充分な学習成果を得るために、教員から援助を受けつつ、協働作業を通して学びの仲間を作り、共に成長することを目的として新規に設けられた授業科目です。この授業は学年全体で受ける講義(テーマ:Student Life, Academic Life, Career Design)と各指導生クラスで実施するプロジェクト(テーマ:Nanzan Discovery Project, International Under-standing Project)から成っています。講義やプロジェクトをとおして、学生達は大学での学習に必要なスタディ・スキル、大学生に求められる一般常識や自律的な精神を身につけ、討論や表現の能力を向上させます。また、効果的なコミュニケーションの方法や良い人間関係の築き方も体験を通して学んで行きます。お互いに教えあい、学びあう〈学びの共同体〉の構築と実践がこの科目の中心です。

学生支援プロジェクト・ベタニアとLearning Peers

ベタニア企画・筆記体講習会の風景

 「Learning Communities」は、教職員と学生の距離が近く、学生同士が学年を超えて交流し学びあう短期大学部の特色を表す言葉でもあります。短期大学部の教職員が運営する「学生支援プロジェクト・ベタニア」の支援活動の一翼を担っているのが学生ボランティアスタッフ「Learning Peers」(LP)です。2年生LPが中心となってサポート役をつとめ、一般学生の学習や進路の相談相手になります。各種講習会や英語でのチャット等のプロジェクトの企画運営を通してLPの学生達も多くのことを学びます。
 「ベタニア」は聖書に登場するエルサレム近郊の村。イエスがラザロ、マルタ、マリアの三兄妹と交流を楽しまれた場所です。短期大学時代には「ベタニア」と呼ばれる日本家屋が在校生・卒業生の憩いの場となっていました。〈ベタニアの心〉を受け継ぐ短期大学部の学生支援プロジェクトを「ベタニア」と名付けたのです。

宗教音楽系サークル

左からパイプオルガン・サークル、ハンドベル・クワイヤ、Vox Angelica。

 短期大学時代は宗教教育委員会直属サークルとして、学内・学外の宗教的行事を彩ってきました。大学でも引き続き、活動を続けます。