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南山ブレティン175号
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 Campus Topics
 自然を守るために大学生になにができるのか
杉崎 佑太(大学院総合政策研究科1年)

ボランティアに指示する学生プロジェクト実行委員(最左端:筆者)
並べれらた40000個の竹灯篭
火が灯された竹灯篭
 9月19日、名古屋・伏見の白川公園で「つながるいのち〜40000の光とともに〜NAGOYA CANDLE NIGHT FESTA」が開催されました。これは県内7つの大学から2名ずつ選出された合計14名(自分を含む)の学生が企画・運営の中心となって開催された環境イベントです。約半年に及ぶ会議を重ね、たどり着いた答えが“竹”を使った“40000個”のキャンドルナイトでした。
 “竹”は日常に見る自然の一部です。しかし、実は利用されない“竹”は里山などを荒らす存在でもあるのです。また“40000”という数は世界において一年間に絶滅していると推定される生物種の数です。このイベントには、里山の現状を知ってもらい、さらに40000という数がどれほど壮大な数であるかをキャンドルの光を通し視覚的に訴え、その重さと尊さを感じて欲しい、というメッセージが込められています。
 竹は名古屋市内にある竹林から切り出し、竹燈篭へと加工していきました。しかし、40000個の竹燈篭を学生14名で作ることは到底不可能でした。そのため学生中心にボランティアを募り協力を仰いだところ500名をも超えるボランティアの協力を得ることができ、なんとか40000個の竹燈篭を完成させることができました。また、イベント当日も100名以上のボランティアの協力を得て、竹燈篭の配置、キャンドルの点火を行いました。改めて彼らの協力なしではイベントは成功しなかったと感謝の気持ちで一杯です。がんばったご褒美という表現が合っているかどうかわかりませんが、イベントの当日、ミカエル・カルマノ学長に足を運んでいただけたことは、一つひとつの竹に火を灯していく我々の大いなる励みとなりました。
 結局、今回の学生プロジェクトを通して私が感じたことは「何かを成し遂げたいときに最も重要なのは仲間の存在である」ということでした。大学生である私たちには、専門家のような知識も技術もありません。しかし仲間を巻き込むエネルギーとネットワークがあります。これこそ大学生の特権だと私は感じています。そして、この特権を駆使すれば大学生であっても、人々の意識を変えることも不可能じゃない、そう思うのです。
 そして今、この特権は環境問題にこそ使われるべきだと強く感じています。COP10を一つの契機とし、環境に良い社会を創造するには、これからの活動が重要です。今回のイベントはほんの小さなものでしかなく、どれだけの人にメッセージが伝わったかも定かではありません。しかし、これから多くの学生が行動していけば、「真の学生発の環境ムーブメント」を起こすことができると私は信じています。
 私は約1年半後には大学院を卒業し、社会へ出る予定です。しかし、それまでも、それ以降も、今まで培った仲間とともに、少しでも環境に良い社会のために行動していきたいと思っています。
イベントフィナーレで故マイケル・ジャクソンの名曲「Heal The World」を合唱