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南山ブレティン175号
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Feature Article 特集 WORLD WIDE NANZAN〜国際化推進事業・国際化推進本部の取り組み〜

ジョン・V・ルース駐日米国大使が本学を訪問(2010年11月5日)
(詳細は本学Webページ⇒http://www.nanzan-u.ac.jp/)

 「個の力を、世界の力に。」をビジョン・キーフレーズに、「世界から選ばれる大学」、「世界に人材を輩出できる大学」の実現に向けて、さらなる改革と内なる充実への取り組みについてご紹介します。

国際化推進本部長 ミカエル・カルマノ学長

国際化推進本部長 ミカエル・カルマノ学長 加速する現代のグローバリズム、国際化に対応するためには、多文化を体験し、外から日本を見ることが重要です。そのひとつとして、「世界から選ばれる大学」、「世界に人材を輩出できる大学」であることは重要であり、留学生の派遣だけではなく、海外からの留学生の受入も充実させなくてはなりません。そのために、英語(他言語)による講義を開講し、協定校を増やしたり、学士取得を目的とする留学生受入を前提とした外国人留学生別科と各学部・研究科の連携などを検討しています。また、学生がさらに留学しやすいように休学制度等の改善を行っていきます。

国際担当副学長・国際教育センター長 木下登(外国語学部スペイン・ラテンアメリカ学科教授)

国際担当副学長・国際教育センター長 木下登(外国語学部スペイン・ラテンアメリカ学科教授)「海外留学とSAFのサポート」
 海外の大学に留学するにあたって、大きな心配事のひとつが、安心して勉学に打ち込める宿舎のこと、といえるのではないでしょうか。
 2010年度から、南山大学の派遣留学プログラムの中に、認定留学のホスト校紹介組織として非営利教育団体であるSAF(THE STUDY ABROAD FOUDATION AN INTERNATIONAL UNIVERSITY NETWORK)が登場しました。SAFが加盟大学の学生に提供するサービスの一つが、英語圏6カ国とヨーロッパ4カ国に広がる50以上のホスト大学のほとんどにおいて、大学所有の学生寮を確保・提供していることです。
 貴重な在学期間を割いて留学する学生が、留学先に到着した直後から、充実した学習環境の中で一時も早く安心して勉学に勤しむことができれば、本当に素晴らしいことでしょう。
 上記の取り組みをはじめ、引き続き派遣・受入ともに留学制度の充実をはかり、南山大学における国際化を進めてまいります。

国際化推進本部概要

国際化推進本部概要 本学は国際性の点で広く地域社会から高い評価を受けているが、他大学との競合、差別化を考慮すれば、今後はさらにそれを実のあるものにしていく必要がある。そのために、2010年度より全学的な視点からその方針および具体的な計画を立案、実施、評価する組織として、「国際化推進本部」を特別委員会として設置し、全学をあげて国際化を推進している。具体的には教員・研究者レベルにおいて海外大学との双方向の交流、カトリック大学との連携強化、留学生別科の受入数の増加、留学生受入を目的とした英語(他言語)による講義開講などを検討している。
 また、昨年度から予算化された「国際化推進事業」は、国際化強化策の1つであり、学部、研究科、研究所が研究・教育を通じて、国際化を推進している。

国際化推進事業の目的

 南山大学の国際化推進について2009年度ならびに2010年度学長方針の最重要課題として『「南山の国際性」のさらなる強化』『語学の南山の再生と充実』が掲げられ、この課題について、各学部・研究科がそれぞれの機能・特色に応じて多様な発展を果たしていくことが、国際化推進を図る上で重要である。この事業は、研究・教育資源を有効活用するとともに、各学部・研究科の積極的な国際化事業を推進することにより、国際性をさらに強化することを目的とする。

上記の目的のもと学内募集をおこない、以下の5件が採択された。

申請学部・研究科・研究所 取組名称
外国語学部 双方向的循環型海外実習と現地体験型外国研究推進プログラム
法務研究科 ネゴシエーションの共同開講を核とした法曹実務教育の実施
ビジネス研究科 2011年度国際ビジネス学会年次総会開催とその準備事業
数理情報研究科 数理情報研究科国際化プロジェクト
南山宗教文化研究所 カリスマ刷新運動の国際的研究−基層文化と外来文化の葛藤と融合

今回は上記の中から以下の2件についてご紹介します。

外国語学部 双方向的循環型海外実習と現地体験型外国研究推進プログラム

「ドイツ・デュッセルドルフ大学と交換留学」

日 時 :  2010年11月〜2011年1月(留学予定期間)
概 要 :  本学ドイツ学科における「ドイツ語実習」の提携先大学であるデュッセルドルフ大学から2名の学生を招待し、ドイツ人学生と交流事業を行い、提携先大学と本学間の双方向的協力関係の構築を目的とする。ドイツ人学生との交流事業にあたっては、ドイツ人学生と本学ドイツ学科生とのコラボレーションによる共同作業を重視する。

[共同作業例]
・ドイツ学科通常授業(少人数ドイツ語学講義を中心に)への参加
・デュッセルドルフ大学との「インターネットを使用した遠隔授業」の発展
・ドイツ語劇(2010年11月28日開催)、ドイツ語弁論大会・暗誦大会(2010年12月11日開催)の練習への参加

参加学生の声

左:ダニエラさん 右:クリストフくん
左:ダニエラさん 右:クリストフくん
ドイツ語劇・稽古の様子
ドイツ語劇・稽古の様子
Christoph Bron(クリストフ・ブロン)
出身:ドイツ連邦共和国ノルトライン・ヴェストファーレン州出身
趣味:読書(日本のマンガ)、音楽鑑賞(J-POP)
日本で食べてみたいもの:たこ焼き
将来の夢:ドイツ語と日本語の翻訳士
 「日本語の発音の美しさに興味があり、ドイツの大学で日本学科専攻を選択しました。日本が誇るマンガや音楽が好きなのも日本に来たかった理由のひとつです。南山大学外国語学部ドイツ学科の日本人学生と様々な形で交流を持ち、友達になれたらと思います。」

Daniela Della -Giustina(ダニエラ・デラ-ジュスティーナ)
出身:ドイツ連邦共和国ノルトライン・ヴェストファーレン州出身
趣味:読書(ファンタジー小説)、友達とショッピング
日本で食べてみたいもの:お好み焼き
将来の夢:ドイツの大学で日本語講師
 「数年前からドイツで日本語を勉強しています。今回、南山大学で日本人学生のみなさんと一緒に勉強できることを非常に嬉しく思っています。お正月に京都や奈良に行くのが今から楽しみです。似合うかどうかわかりませんが、日本の美しい着物を着るチャンスがあれば是非とも着たいと思っています。」

法務研究科 ネゴシエーションの共同開講を核とした法曹実務教育の実施

「アメリカの司法制度の視察」(ウィスコンシン大学ロースクール訪問)

日 時 :  2010年5月29日〜6月5日
訪問地 :  アメリカ合衆国ウィスコンシン州マディソン市
概 要 :  本学法務研究科修了生を対象に、アメリカの司法制度について視察旅行をおこなって基礎的な素養を身につけることを目的として実施。ウィスコンシン大学ロースクールにて講義を受講、現地の裁判所や弁護士事務所を見学、本学法務研究科で「外国法実務」を担当するアイリシュ教授宅で歓迎パーティ等も開催された。今回は法務研究科修了生5名が参加した。

参加学生の声

神言神学院の前にて:小川氏
神言神学院の前にて:小川氏 デーン郡巡回裁判所にて
2008年度法務研究科修了
小川貴弘(2010年度新司法試験合格)
 今回、実際に米国における裁判を傍聴し、裁判官の方々より説明を受ける機会を得て、一般市民がどういう過程を経て、陪審員として裁判にのぞみ、判決にいたるのかという一連の流れを間近で見ることができました。それらを含め、日本における裁判員裁判と米国の陪審員裁判を比較し、考察できたことは貴重な経験でした。
 また、裁判を傍聴した折、弁護士が身振り手振りを交え、雄弁に陪審員にアピールするその姿は今後、法曹界で生きていく身として非常に参考となりました。私は2010年11月末より司法修習がはじまりますが、今回の視察で培ったものを糧とし、日々精進したいと思います。