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南山ブレティン172号
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学生交流センター
セントルム 南山大学では、文部科学省から大学教育・学生支援推進事業【テーマB】学生支援推進プログラムの採択を受けて「学生交流センター・セントルム」を設置した。このセンターは、学生自身が集い、他の学生と関わりあい、教えあって、学生相互が支援・協働活動を行うことを目的としている。その活動について紹介しよう。

関わりあい、教えあい、学生相互の支援活動と協働活動の創生

 南山大学では文部科学省が実施する平成21年度「大学教育・学生支援推進事業【テーマB】学生支援推進プログラム」の採択を受けて、2009年度から3年間にわたり本取組による学生支援が推進される。
 この取組は、学生が授業やクラブ活動といった大学生活における既存の活動とは違った場で学生交流グループを形成し、その中で「関わりあい」「教えあう」ことにより、学生の潜在力が引き出され、成長していくことを狙いとしている。これまでにはなかった交流の場が作られることにより、学生生活全体の活性化、上級生が下級生の就職活動支援や勉学支援を行うピア・サポート関係の創造、学生自身の自己表現力、人間関係形成能力の向上といった成果が期待されている。

学生交流センター・セントルム

 2009年10月、名古屋キャンパスD21教室(D棟2階)に学生交流センター・セントルムが開設された。セントルムには、学生に情報を提供する展示スペースや相談コーナー、学生同士がディスカッションを行うスペースが確保され、開設当初からさまざまな学生が集まり積極的に活用されている。また、学部生、大学院生で構成された学生TA(ティーチング・アシスタント)十数名が学生の相談対応を行っているほか、さまざまな企画を行い運営の一翼を担っている。特に、2010年1月30日から31日にかけて学生TAが企画し運営した多治見合宿は、学生、職員、教員60名余りが参加して、今年度の各コア・グループの活動報告、人間関係づくりのワークショップなどが行われ、成功をおさめた。
 2010年4月には、瀬戸キャンパスにも学生交流センターが開設される予定である。

学生支援GPワークショップ

 2009年10月28日、名古屋キャンパスにおいて学生支援GPワークショップ「学生支援を考える〜関わりあい、教えあい、学生相互の支援活動と協働活動の創生〜」が開催された。このワークショップは、これから南山大学が目指そうとしている学生支援のあり方について学生自身に気づきを与えることを目的として開催されたもので、既に実績のある愛媛大学から山内一祥氏(教育・学生支援機構教育企画室研究員)と学生支援センター学生支援課の事務補佐員である上田勇仁さん(同大学在学生)を招き、積極的な意見交換が行われた。
 愛媛大学ではキャンパス内で学生が学生を支援するという観点から、教職員とともにキャンパスのさまざまな活動に参加するスチューデント・キャンパス・ボランティアが組織されている。そのグループは、国際交流コーディネーター、ボランティア・コーディネーター、キャリア・サポーター、障がい学生支援ボランティアなど多岐にわたっており、学生の人間力育成・向上に実績をあげている。このワークショップに参加し、これらの取組事例報告を受けたことで、グループを形成する価値とは何か、既存の大学のクラブ・サークル活動とはどこが違うのかなど、自分が行動変異するきっかけを得ることができた学生も多数いたようだ。
 またこれに続いて、1月9日には、学生支援GPセミナー「学生の相互支援を学ぶ」が開催された。

コア・グループ

 セントルムでは、学生が自主的に企画と運営を行うコア・グループがいくつか形成されている。その中には、アジア学科、心理人間学科など学科単位での学生サポート、新入生支援、就職活動支援、学部学科・学年の壁を越えた学生生活サポートなどがあり、いずれもセントルムの活動趣旨に賛同した意欲ある学生たちによって組織されている。彼らの活動目的にはさまざまなものがあるが、その根底に共通してあるのは「学生生活を学生である自分たちの手でより楽しくしたい」「後輩たちにも充実した学生生活を送って欲しい」「自分たちの経験を後輩に伝えたい」など、これまでの大学生活を通じて感じてきたことを形にし、これからの南山大学に還元していきたいというものである。高校までとは違い、大学には住んでいる地域も育ってきた環境も違うさまざまな人が集まってきている。そういった多種多様な人たちと出会えるチャンスがある一方、自主性が重んじられていることから、授業や部活動を除くと学生同士の交流のきっかけは多いとは言い切れない。コア・グループの学生たちは自分たちの手でその懸け橋的な役割を担っていこうとしている。
 現在立ち上がっているコア・グループはまだ少ない状況だが、各グループは合宿などを通じて意見交換するとともに、これから自分たちができることは何かを考え行動に繋げようとしている。それと同時に、このセントルムでの活動を通して、多くの学生と交流することが個々の新しい気づきを生み、その気づきこそが新しい行動へのきっかけになっているということを実感しているようだ。
 セントルムの活動はまだ始まったばかりだが、このような学生の主体的な行動はきっと「南山でよかった」と思える環境に繋がっていくことだろう。新入生の皆さんにもセントルムで活動する先輩同様に積極的に南山大学生活を楽しんでいただきたい。