今年のテーマは“ Building A CULTURE OF LIFE Catholic Higher Education and the Challenges of Bioethics”。近年、生命倫理の問題が注目されており、妊娠中絶や安楽死など、「死の文化」の時代に直面している。南山大学は「人間の尊厳のために(Hominis Dignitati)」を教育モットーに掲げ、個人の命の大切さを唱えているが、今回の国際会議では、教育を通して命の大切さ、「生の文化」を構築することを目指し多くのことが話し合われた。
会議は実質1日半という短い日程の中で、多くの教授がテーマに関する発表をし、それについてグループを構成して話し合うという形で進められた。参加学生の中には高度なテーマにも関わらず意見を上手に論理立て、母語ではない英語を駆使して他の参加者に伝える者もおり、その姿には驚かされた。意識の高い他国の学生たちを見て、これからの国際社会で活躍するためには彼らのように様々な問題に対して常に敏感であり、自分自身の意見を持ち、相手を尊重しつつも自分の考えをはっきり伝えられる人間になるべきだと痛感した。
4日間と短い期間であったが、異国の地で多くの個性的な教員や学生と共に過ごした時間は本当にかけがえのないものとなり、日本ではなかなか出会えない新しい価値観や考え方、豊富な知識を得ることもできた。またカトリックならではのものの考え方、とらえ方にも触れ、深く感銘を受けた。シドニーで学んだ多くのことを胸に、これからの国際社会に貢献していきたいと思う。 |