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170号
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No.7
この号のCONTENTS
ブレティントップ
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私のクラス
情報化社会のインフラストラクチャー
河野 浩之
かわの・ひろゆき
情報理工学部
ソフトウェア工学科 教授
専攻分野は「情報システム」。
長期研究テーマは「情報システム」。
短期研究テーマは「知的情報検索、フィルタリングシステム」。
主な担当科目は「データベース」「通信理論」。
2009年4月、情報理工学部の3学科「ソフトウェア工学科、システム創成工学科、情報システム数理学科」がスタートしました。今回は、ソフトウェア工学科の学科科目として担当している「データベース」の授業内容を簡単に紹介します。データベースは、情報化社会の基盤となるソフトウェアとして重要な役割を果たしており、さまざまな情報システムのシステムプラットフォームとして不可欠なミドルウェアとなっています。例えば、ウェブサーバに蓄積された大量データを効率よく探す検索エンジンでも活躍しています。
授業は、学部共通の基礎知識である計算機アーキテクチャやデータ構造などを発展させながら、データベースのスキーマ設計やトランザクション処理に関する理論、SQL(Structured Query Language)と呼ばれるデータベース操作言語などについて学びます。特に、1970年代から研究が行われ、1980年代の標準化、1990年代の市場競争を経て、広く普及している関係データベース管理システムに焦点を当てています。
教科書以外に、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が国家試験として実施している「データベーススペシャリスト試験」に出題された問題を取り上げることで、高度情報処理技術者として求められるレベルを具体的に意識して貰うようにしています。さらに、限られた時間で解答する問題とは違った課題として、データベースを使いこなす開発環境に触れることのできるレポート作成に取り組んで貰っています。
また、入学時に学生に貸与されるノートPCにインストールされているオープンソースのデータベース管理システム(RDBMS)であるPostgreSQLを用いた実習の授業内容とも関連させることで、RDBMSの動作の仕組みを実感できるようにしています。将来、より良い情報化社会を築く基本的スキルのひとつとして、学生の皆さんに、しっかり身につけて貰いたいと思っています。