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南山ブレティン170号
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 特集 Feature Article
アメリカ研究センター・外国語学部主催シンポジウム
「オバマ政権はアメリカと世界を“Change”できるか?」

 6月19日、名古屋キャンパスにおいて、アメリカのオバマ政権の可能性を探るシンポジウムが開催された。このシンポジウムでは、マックス・カク氏(在名古屋米国領事館首席領事)、久保文明氏(東京大学法学部教授)、石田訓夫氏(南山大学外国語学部客員教授)の3名をパネリストに招き、アメリカの内政、外交政策、人種民族の関係、日米関係などについて議論が展開された。
 また、議論の後には、外国語学部英米学科の学生が代表質問に立ち、「オバマ政権になって本当にChangeしているのか?他人のChangeを真似しているだけではないのか?」「なぜアメリカは問題解決のために軍事行動を繰り返すのか?」など鋭い質問がなされた。
 本学英米学科では3年次より様々な学問領域を学びながらアメリカやイギリスの地域をより深く研究するプログラムがスタートする。今回代表質問に立った学生たちも、日頃よりアメリカ政治やアメリカ外交、人種をテーマに研究を進めており、今回のシンポジウムを通じて得た専門家の生の情報、意見は彼らに大きな刺激を与えたことだろう。


西川康平さん(外国語学部英米学科3年)

 我々川島ゼミは、川島正樹教授の指導のもと、アメリカの歴史を通じてアメリカを中心とする「人種」について研究しており、特に今年は「移民」をキーワードに研究を進めています。
 今回のシンポジウムでは「現在の金融恐慌によって新たに差別が引き起こされる可能性」について質問させていただきました。各先生のお話の中で、「金融恐慌」が非常に大きなキーワードとなっており、様々な側面からのお答えをいただくことができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。その中でも「アメリカにおける人種差別撤廃への動きは確実に進んでいる。私自身が証明である。」という在名古屋米国領事館首席領事であるマックス・カク先生のお言葉が非常に印象的でした。
 普段、本の上だけで行われていた勉強が、こうやって実際に体感できたことも、このシンポジウムにおいて得られた大きな経験の一つだと思います。これから、僕たちのゼミの大きな目標である名古屋国際関係合同ゼミナールに向けての準備を進めていくにあたって、このシンポジウムで得た経験や知識を大いに活かしていきたいと考えています。


上杉 都さん (外国語学部英米学科3年)

 英米学科では3年次から専門分野をより深く追求するための授業、ゼミが始まり、私が所属している山岸敬和ゼミでは「アメリカ政治」をメインテーマとして、大統領制、利益集団、社会保障など様々な角度から日々研究しています。今回のシンポジウムが山岸ゼミを中心として開催されるにあたり、約3週間前から3、4年生が合同で準備を進めてきました。この期間に資料集めや考察、そしてディスカッションを幾度も行い、時には同期や先輩から鋭い意見をもらいながら自分の質問を仕上げました。本番では、専門家の方から核心のついた指摘だったとの所感をもらうことができ、ゼミ生が一団となって妥協することなく話し合った甲斐があったと改めて感じました。
 今回のシンポジウムは、アメリカ政治の知識をさらに深めるだけではなく、代表質問者として大勢の聴衆の前で発言するという貴重な機会と経験を与えてくれました。今後はこの経験を活かして、アメリカという枠にとらわれず新しい日本の政治にも目を向け、政策の違いや影響力について研究を進めながら、11月に行われる名城大学との合同ディベート大会に臨むつもりです。


水谷健吾さん(外国語学部英米学科3年)

 私は、高校時代から国際関係に興味があり、今は英米学科で国際関係・アメリカ外交を専門に勉強しています。そんな折、大学でアメリカ政治についてのシンポジウムが開かれることになり、今回藤本ゼミを代表して専門家の方々に質問をする機会をいただきました。日頃、ゼミの仲間たちとの議論やプレゼンを通して出てきたアメリカ外交の矛盾や疑問を尋ねられる良い機会だったので、発表の日まで何度も何度も藤本博教授や仲間たちと発表原稿を練り直しました。シンポジウムを終え、私は大きなことを学びました。今回シンポジウムで専門家の方々の考えを聞いたのですが、彼らの考えは今まで大学の講義や文献などを通して学んだ知識とは異なり、私にとってとても新鮮なものでした。世の中には様々な考え方があることを実感しました。私は3年生になり広い視野で物事を考えられるようになったと思っていましたが、今回のシンポジウムを通して改めて自分が見ることができていた視野の範囲に気づき、現在の価値観にとらわれずに大きな視野を持つ必要性を学ぶことができました。