南山大学長・上智大学長メッセージ
上智大学・南山大学両校が、スポーツ対抗戦を通じて半世紀に亘る交流を続けてきたことに誇りを感じると同時に、両校関係者をはじめ、これまで上南戦に携わった皆様のご尽力に深く感謝を申し上げます。
上南戦は、カトリック系の大学として共通の教育理念を有する上智大学と南山大学が、長年に亘り交流を深めてきた象徴とも言うべき行事です。50年もの間、参加する学生や競技種目が変化するも変わらぬ精神で実施されてきました。これは上南戦が単なるスポーツ対抗戦ではなく、その根幹にある両校の共通の使命によるところが大きいでしょう。その使命とは、キリスト教精神を基盤とするカトリック大学として協力し合い、日本の教育に貢献することです。このような共通性があるからこそ、上南戦は50年も続いてきたと確信しています。
上南戦を通じて両校の学生の間に培われた絆は、在学中はもちろん、卒業し社会に出て行ってからもきっと失われることなく生き続けるでしょう。第50回の節目を実施メンバーとして参加する学生の皆さんには、先輩たちの築き上げた絆に感謝し、今後さらにこの絆を大きく発展させるためにも、上南戦を通じてたくさん交流を持っていただきたい。そしてその培った絆を胸に今後の人生を歩んでいってもらいたいと思います。
上南戦は、カトリックの大学として共通の教育理念を持つ上智大学と南山大学が、スポーツ競技を通じて交流を深めてきた伝統行事で、今年で第50回を迎えました。「ローマは一日にして成らず」の言葉どおり、両校の歴史にとって大きな半世紀であり、カトリックの大学という絆で結ばれた両校の連携の証しです。1960年の第1回大会はまさしく「ルビコン川を渡った」わけです。これまで上南戦に関わった皆さま一人ひとりの熱意と努力の結晶がこのようなかたちで実を結んだことに対して、深く敬意を表したいと存じます。
上南戦は、50年もの長きに亘り、現在では約30種目ものさまざまなスポーツ競技を通じて勝敗を争う大会ですが、その根底には、両校そして学生たちの「志」が込められています。それは、勝敗を超えて相手の立場を思いやり、また相手から受けたその思いやりに報いる気持ちを表すというカトリックの大学らしい「志」です。同じカトリックの大学において、他者を思いやる奉仕の精神を持つことは共通するところです。そういった「志」があったからこそ、上南戦による交流を続けることができたのだと思います。そしてこれからは、皆さんがこの伝統行事の継承者として、上南戦の「志」を後輩たちに伝えていってください。 |