南山大学
JapaneseEnglish
南山大学ホーム日本語トップ総合案内南山ブレティン169号No.1
南山ブレティン169号
1 - 2 - 3 - 4 - 5 - 6 - 7 
 
1/2ページ

特集:上南戦 第50回記念大会 南山大学と上智大学の総合対抗運動競技大会が今年で第50回を迎えた。記念すべき大会の開催に向け、両校の学生を中心にさまざまな取り組みが実施された。その取り組みを本学の上南戦実行委員会の活動を中心にご紹介しよう


上南戦のはじまり

 南山大学と上智大学はともにカトリック修道会を設立母体とし、共通の教育理念を有していたことから本学設立当初から交流を持ち親睦を深めていた。そんな中、ある出来事が両大学学生会を結び付けることになる。それが1959年9月に東海地方を直撃した伊勢湾台風である。伊勢湾台風は東海地方に甚大な被害を及ぼし、その救助活動に奔走した南山大学学生会の代表は、東京で開催された全国キリスト教系大学連盟総会において被災見舞金を受領する。その際に対面した上智大学学生代表との間で大学対抗の定期戦開催の話が持ち上がり、このことがきっかけで今日の上南戦が始まったと言われている。
 以後50年間、選手や競技種目が変われども一度も途切れることなく継続して実施されてきたのは、やはり両校が数少ない共学のカトリック系大学として共通の精神や理念をその根幹に持っていたからに違いない。


南山大学長・上智大学長メッセージ

南山大学長 ミカエル・カルマノ

 上智大学・南山大学両校が、スポーツ対抗戦を通じて半世紀に亘る交流を続けてきたことに誇りを感じると同時に、両校関係者をはじめ、これまで上南戦に携わった皆様のご尽力に深く感謝を申し上げます。
 上南戦は、カトリック系の大学として共通の教育理念を有する上智大学と南山大学が、長年に亘り交流を深めてきた象徴とも言うべき行事です。50年もの間、参加する学生や競技種目が変化するも変わらぬ精神で実施されてきました。これは上南戦が単なるスポーツ対抗戦ではなく、その根幹にある両校の共通の使命によるところが大きいでしょう。その使命とは、キリスト教精神を基盤とするカトリック大学として協力し合い、日本の教育に貢献することです。このような共通性があるからこそ、上南戦は50年も続いてきたと確信しています。
絆 上南戦を通じて両校の学生の間に培われた絆は、在学中はもちろん、卒業し社会に出て行ってからもきっと失われることなく生き続けるでしょう。第50回の節目を実施メンバーとして参加する学生の皆さんには、先輩たちの築き上げた絆に感謝し、今後さらにこの絆を大きく発展させるためにも、上南戦を通じてたくさん交流を持っていただきたい。そしてその培った絆を胸に今後の人生を歩んでいってもらいたいと思います。

上智大学長 石澤良昭

 上南戦は、カトリックの大学として共通の教育理念を持つ上智大学と南山大学が、スポーツ競技を通じて交流を深めてきた伝統行事で、今年で第50回を迎えました。「ローマは一日にして成らず」の言葉どおり、両校の歴史にとって大きな半世紀であり、カトリックの大学という絆で結ばれた両校の連携の証しです。1960年の第1回大会はまさしく「ルビコン川を渡った」わけです。これまで上南戦に関わった皆さま一人ひとりの熱意と努力の結晶がこのようなかたちで実を結んだことに対して、深く敬意を表したいと存じます。
志 上南戦は一日にして成らず 50年と多くの努力の積み重ね 上南戦は、50年もの長きに亘り、現在では約30種目ものさまざまなスポーツ競技を通じて勝敗を争う大会ですが、その根底には、両校そして学生たちの「志」が込められています。それは、勝敗を超えて相手の立場を思いやり、また相手から受けたその思いやりに報いる気持ちを表すというカトリックの大学らしい「志」です。同じカトリックの大学において、他者を思いやる奉仕の精神を持つことは共通するところです。そういった「志」があったからこそ、上南戦による交流を続けることができたのだと思います。そしてこれからは、皆さんがこの伝統行事の継承者として、上南戦の「志」を後輩たちに伝えていってください。


上南戦実行委員会

画像

 上南戦第50回記念大会に向け、さまざまな取り組みを実施したのが、上南戦実行委員会のメンバーである。彼らは体育会・文化会の各団体に所属し、上南戦の勝利に向け練習に励みつつ、上南戦全体の成功に向け実行委員としての活動も行ってきた。
 今回の上南戦において実行委員会が特に重視したのが、新入生をはじめとした在学生に上南戦を知ってもらうことだ。そのために実行委員会では、さまざまな取り組みを企画し、早朝から正門に立ち上南戦のクリアファイルを配って呼びかけるなど積極的な活動を行った。


全学的行事を目指して

画像 今回の上南戦で新たな取り組みとして注目されたのが文化系団体の参加である。近年の上南戦は体育会各団体の対抗試合を中心としており、体育会に所属しない学生の参加意識は低かった。しかし、今大会を第50回記念大会として実施するにあたり、全学的な一体感を持たせるために文化系団体への積極的な参加の呼び掛けが行われた。その結果、従来から交流のある管弦楽団、吹奏楽団、E.S.S.に加え、上智大学フォークソング愛好会と南山大学音楽系5団体による合同ライブ、両大学写真部・写真サークルによる合同写真展、上智大学法律サークル「青法会」と南山大学「N.L.D〜法律学研究会〜」による合同法律勉強会など、文化系団体による交流イベントが実現した。


上南戦フロア

 新入生歓迎イベントであるフレッシュマン祭に合わせて名古屋キャンパスに開設されたのが上南戦フロアだ。大学会館1階(旧第一食堂)のスペースに、これまでの上南戦の写真や歴代上南戦Tシャツの展示、前回大会のビデオ上映のほか、体育会各団体の協力による、手作りのPRパネルや部旗の展示などが行われた。画像体育会各団体を象徴する部旗が掲げられたそのスペースは、上南戦の情宣的役割を果たすと同時に、先輩から後輩へと引き継がれてきた南山の誇りを示す空間となった。
  またフレッシュマン祭の期間中、グリーンエリアでは本学音楽系団体5団体(軽音楽部・アメリカ民謡研究会・N.A.Q.・Hello MUSIC・NKtypeS)による「プレ上南フェス」が開催され、新入生に向けて音楽を通じた上南戦の告知が展開された。


上南戦弁当・上南戦ランチ

 上南戦フロアでも販売されたのが、実行委員会企画の一つ「上南戦弁当」だ。これは、「学生生活にランチは欠かせない」という学生ならではのアイデアで企画されたもので、ボリュームのある3種類のお弁当(上南戦クリアファイル付)が380〜400円で販売された。また食堂では、新しいメニューとして上南戦ランチが提供された。これらは、上南戦実行委員のアイデアと食堂の皆さんの学生を応援したいという温かい気持ちの賜物と言えるだろう。

ラッピングスクールバス

 上南戦情宣活動の目玉ともなったのが、スクールバスのラッピングだ。本学では、名古屋・瀬戸両キャンパス間にシャトルバスを運行しているが、そのバスに上南戦第50回記念大会の開催を表すラッピングを施した。鮮やかな南山カラー(NANZANライトブルー)で染められたシャトルバスは、南山関係者はもちろん、街中の車や行き交う人々の目も引いたことだろう。(ラッピングバスは7月24日まで運行予定。)


体育会公認キャラクター

 ラッピングバスにも描かれていたのが、今大会をきっかけに生まれた南山大学体育会公認キャラクター「ライナン」だ。ライオンがモチーフになっており、南山カラー(NANZANライトブルー)が配された燃え上がる炎のような鬣に鋭い目つき、今にも飛びかかってきそうな動きのあるその姿は、百獣の王らしい勇ましい様相だ。上南戦当日には、男子バスケットボール、女子バレーボールなどの試合会場に着ぐるみが登場し、闘いに挑む選手たちを奮い立たせていた。

上南戦グッズ

 上南戦では、毎年さまざまな応援グッズが製作されるが、今年は定番のTシャツやマフラータオル、ボールペン、シャープペンシル、うちわのほかに、スポーツ観戦の新定番となりつつある、スティックバルーンやフレックスフラッグなどが製作された。スティックバルーンとフレックスフラッグは開会式が行われた代々木体育館でも来場者に配られ、応援席が南山カラーで染まった。


画像

次ページへ