MDDロボットチャレンジとは、情報処理学会の組込みシステム研究会が主催する組込みシステムシンポジウムの特別企画であり、小型飛行船を制御するシステムを開発し組込みソフトウェア開発の基礎を学ぶ機会を提供しています。
私たちは卒業研究の一環として、このMDDロボットチャレンジの自動航法競技に参加しました。自動航法競技とは、飛行船を自動制御し通過点を通り目的地に到達するまでの動作を評価する競技であり、風や気温などの影響を受けやすい飛行船を適切に自動制御することが求められます。開発過程には、ソフトウェアの設計、実装とハードウェアの組み立てがあり、チーム全員が開発初体験であったので、スケジュール通りに作業が進まず大変苦労しました。特にソフトウェア設計は卒業研究の目的でもあり、先生方からのご指導をいただきながら何度も再設計を行い、試行錯誤を繰り返しました。
自動航法競技には、要求に基づきどのようにソフトウェア開発を行うかを表現したモデルの審査があり、私たちはアスペクト指向と呼ばれる新しい技術を取り入れた設計を行いました。この取り組みと今後の発展に期待され、モデリング奨励賞をいただけたと考えています。
チーム開発を通じて、作業分担を行い理解や結果などをチーム内で共有することが非常に大切であることを学びました。と同時に、実際にそれを行うことや締め切りを意識して開発を行うことの困難さを痛感しました。また勉強会等では社会人の方々と交流でき、実際の開発現場における生の声を聞くことで貴重な経験をすることができました。
卒業研究を通して経験した喜びや苦労は、自分の夢である「技術者」としての期待と課題に繋がりさらに夢を膨らませることとなりました。 |