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南山大学ホーム日本語トップ総合案内南山ブレティン167号No.5
南山ブレティン167号
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 私の研究
 自動車はコンピュータで走る
青山 幹雄
 
青山 幹雄 教授
あおやま・みきお
数理情報学部
情報通信学科
教授
専攻分野は「ソフトウェア工学」。
長期研究テーマは「ソフトウェア工学
(ネットワークソフトウェア、組込みソフトウェア)」。
短期研究テーマは「サービス指向ソフトウェア工学」。
主な著書は「航空とIT技術」
(共著、共立出版、2001年)など。
担当科目は「ソフトウェア工学」
「ソフトウェア開発技術」など。

 自動車には50個以上、高級車ともなると100個ものコンピュータが搭載されています。近年の温暖化ガス削減や燃費の向上、安全性の向上には、コンピュータが主要な役割を担ってきました。コンピュータによって少量のガソリンで効率的にエンジンを燃やす精密な制御が可能となり、さらにエンジンの回転を車輪に伝えるあらゆる機構をコンピュータで制御するようになりました。また性能と燃費の向上という相反する要求も実現しています。そのため自動車に搭載されるコンピュータが増えてきたのです。
 今や自動車は人が移動する乗り物であると共に高度な情報システムともなっています。そのため、コンピュータを動かすソフトウェアの開発も急激に増えています。私の専門はソフトウェア工学と呼ばれるソフトウェアを開発する技術ですが、その中でも私自身が自動車好きであり、また自動車が好きな学生もいることから、自動車のソフトウェア開発技術に取り組んでいます。また、地域の自動車会社とも共同研究を進めています。例えば自動車の中の多数のコンピュータを連携して正しく動作をさせる技術に取り組んでいます。さらに、その動作を確認するため自動走行する小さな車を作っています。
 最近は通信機能を備えた車も増えています。このような車ではカーナビと連携して渋滞情報やレストランなどの情報を状況に応じて表示できます。一方、自動車から外部へ情報を伝達することも可能で、この機能を活用すると今までにない便利さや安全性が実現できるのです。自動車産業では今後のイノベーションの鍵はソフトウェアが握っていると言われており、自動車のソフトウェア開発は今後も多くの研究課題がある、楽しみな分野です。