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南山ブレティン166号
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2008年4月、ミカエル・カルマノ人文学部教授が第6代南山大学長に就任した。南山学園理事長を任期満了で退任し南山大学長に就任した今、カルマノ学長が思う南山大学像、学生像を聞いた。

就職活動をはじめたのはいつ頃ですか?
小寺 私は部活で野球をやっており、3年生の途中で引退となるので、引退と同時に就職活動を意識せざるを得なかったですね。本格的に就職活動を始めたのは、冬の定期試験が終わった後ぐらいじゃないですか。定期試験が終わって、学内会社説明会に参加したのが就職活動をはじめたキッカケですね。
大原 そうですね。試験が終わって学内会社説明会があり、そこから企業の説明会が徐々に増えてきます。3月はじめ頃まで説明会が続きますね。
小寺 企業へのエントリーシートの締め切りもその頃ですね。
大原 この時期は何社も重なってくるので寝られない日もあります。明日までに3社出さなくてはならないとか。
廣田 重なることはありますね。
小寺 3月が大きな山ですね。
大原 4月になると選考もはじまるのですが、この頃にはある程度自分の志望する企業が絞られてくるので少し落ち着いてきますね。そしてなんとかGWまでに内々定を取れればという感じです。

エントリーシートはどれくらい出しましたか?
小寺 20社ぐらいエントリーして、結局受けたのはメガバンクばかりで4社です。
廣田 私は最初から持ち駒が少ないと困るかと思ったので、志望のメーカー系を50社ぐらいエントリーしました。
大原 私は12社ほどエントリーしました。中部電力の内々定が思ったよりも早く出たので、それで就職活動をやめてしまいました。

内々定をもらうまでの段階は?
小寺 金融はリクルーター制(注1)を取っているところがほとんどなのですが、三菱東京UFJ銀行はリクルーター制ではなく、最初にグループディスカッション、その後面接が4回ありました。面接以外ではWebテスト(注2)がありました。Webテストはエントリーシートの提出と同時です。
廣田 私も最初にエントリーシートとWebテストがあって、1次選考「個人面接」→2次選考「部門別面接(自分が志望している部門3つの面接を受けられる)+英語の試験」→3次選考「最終面接」でした。
大原 理系も段階はあまり変わらないですね。エントリーシートを出して、Webテストを受けて、1次選考「個人面接」→2次選考「個人面接」→3次選考「最終面接」です。

Webテストは皆さん受けられましたか?
大原・廣田・小寺 受けました。
大原 Webテストを採用している企業は結構多いです。試験の結果が公表されないので、出来具合を自分で感じるしかないですね。試験内容は言語(国語)と非言語(数学ほか)で、時間に追われながらひたすら解くテストです。
廣田 私はWebテストに関しては苦労した方だと思います。私は数学が苦手で最初は大丈夫だろうと思って受けたんですけどやっぱりダメで…。心配な人は早目に対策をした方がいいと思いますね。
大原 私も対策をしました。1回対策なしで受けにいったら意外と時間がなく舞い上がってしまったので、対策してからもう一度受けなおしました。
廣田 対策をすればなんとかなりますよね。
大原 そうですね。

就職活動前に準備したこと、準備したものは何ですか?
小寺 就職活動用のメイルアドレスを作っておきました。
大原・廣田 私もです。
小寺 普段使っているアドレスでもいいのですが、就職活動関係のメイルとそれ以外がごっちゃになってしまうので、分けた方がいいと思います。
大原 10社とかエントリーしただけでも結構メイルがきますし、就職情報サイトに登録するとすごい数のメイルがきます。ちょっと見ないだけで50通ぐらいはたまってしまいますよ。メイルアドレス以外では予定がたくさん書けるスペースの多い手帳を用意しました。
廣田 私も用意しました。ひと目で自分の就職活動の予定が把握できるように、付箋を貼ったり、蛍光ペンで色分けをしたりしました。それ以外に必要なものとしてはお金ですね。交通費だけでもかなりかかりますよ。
小寺 私は就職活動でかかった費用は6万円ぐらいですね。
廣田 少ないですね。
小寺 一人暮らしをしているのでお金をかけたくなくて、名古屋のみで就職活動をしていました。
大原 それはすごい。
廣田 私の場合は東京に行く機会が多かったのでかなりかかったと思います。スーツ代や交通費などすべて入れると30万円はかかっていると思います。
大原 私は8〜9万円ぐらいだと思います。スーツ代と交通費ですね。私も東京には行ったのですが、その際には企業から交通費が支給されたので、その点は助かりました。

就職活動で自分をPRしたポイントは何でしたか?
大原 会社説明会に行くと必ず「こんな人材が欲しい」ということを企業から説明されるのですが、私が受けていたIT業界では「論理的思考力」と「コミュニケーション能力」が必要と必ず言われました。
廣田 コミュニケーション能力は私も言われました。
大原 なので、私の場合は、基本的にそれに沿う形で自分の体験をどのようにアピールするかということを考えていました。具体的には、私は瀬戸キャンパスでTA(ティーチングアシスタント)をやっていたので、その経験から期間内にチーム内でどのようにコミュニケーションを取り、外部の意見をどのように取り込み、それらによって結果何が生まれたかということを説明し、そこから自分には論理的思考力とコミュニケーション能力があるということを常にアピールするようにしていました。
小寺 私は野球部の主将だったので、部活の話をしていました。どの企業を回っても、学生時代にがんばってきたこと、一番苦労したこと、困難にぶつかったときそれをどのように乗り越えたかということを聞かれたのですが、野球の話をすればどの企業でも通用するという自信がありましたね。主将で苦労したという話をすると主将なら誰でも苦労するよねというようなことを言われるのですが、そこは南山大学という点を活かして、「監督もコーチもいない中で、プレイングマネージャーのような立場でがんばってきました。私はどこの大学のキャプテンにも負けません。」と言い切っていましたよ。
廣田 私は留学のことを中心に話していたのですが、中でも留学の際に専攻していた授業の話をしました。それはベトナム戦争の授業で、クラスでは私が唯一の日本人、しかもこれまでに日本人でこの授業を受けた人はいなかったので、その授業において自分なりのアプローチの仕方でがんばったことをアピールしました。単に留学していたという話だけではインパクトが少ないので、私のように留学の中で経験した具体的な話ができると企業はイメージしやすいと思いますね。ただ、この具体的に言えるようになるまでが結構大変だったんですけどね。
小寺 私は自分のやってきたことに自信があったので考えなくても話せましたよ。
廣田 すごい!私はそこまでになるのには苦労しました。自分が言わんとすることがすぐに言葉になって出てこないので、事前に自分がやってきたことを具体的に書き出していました。そのおかげで面接のときにどのような角度から質問されても比較的答えられるようになりました。

就職活動をしていて「中部の大学:南山大学」の 評価はいかがでしたか?
小寺 中部採用だと強いですね。
大原 全国となると正直知名度の点で厳しいものがあります。決して不利ではないのですが、中部地区のようなアドバンテージはなくなるかなという感じです。
廣田 いい面では、東京の面接で名古屋の大学と言うと、がんばって来たねと言ってもらえることがありました。地方から満遍なく採用する企業も多いので、チャンスはたくさんあると思います。それと女性という面で不利だと思ったことはないですね。逆にグループディスカッションで私以外全員男性ということもあったのですが、そのときには目立てたりもしました。確かに女性の場合は「すぐに辞めるんじゃないの?」みたいな話になることはあるのですが、自分の意見を持っていればそれを言えばいいし、女性だからというのを自分自身が意識し過ぎなければ大丈夫ですよ。今は男女の比率を一緒にしたいという企業も多いので、総合職志望の女性を好意的に見てくれていることも多いですよ。

南山大学のキャリア支援室は活用しましたか?
小寺 私は就職活動をはじめるきっかけになったのが、大学で行なわれた学内会社説明会です。
廣田・大原 私も参加しました。
小寺 それとキャリア支援室のWebページ上で見られる先輩達の就職活動体験記はとても参考になりました。
廣田 私は自己PRがまとまっていないときにキャリア支援室の方に親身に相談に乗っていただき、アドバイスをもらったりしました。行き詰ったときには行くべきですね。キャリア支援室の方は事情がわかった上で話してくださるのでとてもためになりました。
大原 私は途中まで推薦と並行して考えていたのですが、瀬戸キャンパスのキャリア支援室に推薦について相談したときには、スタッフの方にとても親切にしていただきました。それと私はインターンシップで中部電力に行ったのですが、この経験は今から思えばよかったですね。

最後にこれから就職活動をはじめる後輩へ メッセージをお願いします。
小寺 就職活動は早ければ早いほどいいですね。
大原 就職活動はとにかく早い時期に始めた方がいい。何をしたらいいのかわからなければ一度説明会に参加してみて、雰囲気をまず掴んだらいいと思いますね。
廣田 企業は学生時代に何をやってきたかの結果ではなく、目標に対してどういうアプローチをしたのか、結果に至ったプロセスを見ているような気がします。そのことを意識して就職活動に臨んだ方がいいですね。それと就職活動では色々な人に会えるという楽しい面もあります。企業のトップの人たちに会えるというのも就職活動ならではですよ。
注1:リクルーター
  人事担当者以外で、一次選考もかねて入社志望者とコンタクトをとる社員のこと。
   同じ大学の出身者や、学生に年齢が近い若手社員が多い。(マイナビ2009)
注2:Webテスト
  インターネットを通じてWeb上で行う入社試験のこと。
  インターネットを使った就職活動が当たり前になった現在、一次選考としてこのWebテストを導入する企業が増えている。
   「テストセンター」と呼ばれる試験会場に学生を集め、実施する場合も多い。(マイナビ2009)