南山大学
JapaneseEnglish
南山大学ホーム日本語トップ総合案内南山ブレティン163号No.6
南山ブレティン163号
1 - 2 - 3 - 4 - 5 - 6 - 7 - 8 
 私のクラス
 Intermediate English Skills
山岸 敬和
 



山岸 敬和 講師
やまぎし・たかかず
外国語学部 英米学科
講師
専攻分野は「政治学」「アメリカの政治」「公共政策」。
長期研究テーマは「アメリカの政治制度の発展」。
担当科目は「アメリカの政治」「政治学研究の基礎(アメリカ)」「アメリカ政治特殊研究(アメリカ大統領制)」「Special Topics in English」など。

 私が担当するIntermediate English Skillsというクラスは、英米学科の学生が1、2年次に習得した英語の「読む、書く、聞く、話す」という能力をさらに向上させるために設けられた、3、4年次生対象に英語のみで行われる科目です。この科目を担当するにあたってどのような内容にしようかと考えた時に、私自身が9年間のアメリカ留学中に経験したことを思い出しました。私の専門はアメリカ政治で、「アメリカ政治については一般のアメリカ人より語れる」と思っていました。しかし、アメリカ人から聞かれるのは日本に関することばかりです。理由は簡単、私が日本人だからです。そしてそのとき初めて私が日本のことをうまく英語で説明できないことに気づきました。
 このような経験から私はクラスの目標を、日本の歴史・社会・政治を英語で説明し議論できるようになることとしました。授業は二部構成で前半は学生数人が最近の日本での出来事について発表し全体で討論を行います。後半は日本の政治史に関する学術論文について全体で議論します。そして、このクラスをさらに面白くしているのは、留学生別科の学生が参加できるようになっていることです。今年はアメリカ人学生が三人参加しています。留学生は「日本には、何のためにすごい数のコンビニと自動販売機があるの?」というような、日本に住んでいる私たちが疑問にも思わないことを出身国と比べながら質問したりします。留学生の参加によって、日本人学生は英語力を向上させられるだけでなく、日本にいながら比較の視点で日本をみる訓練ができるのです。
 学生のうちに国際性を身につけることの重要性が叫ばれて久しいですが、そのためには外国のことについて学ぶということに加えて、日本について外国語で発信できるということが重要になります。外国で尊敬されるのは、これらの両方ができる人なのです。私のクラスが、学生の英語を上達させるだけでなく、このような学生を南山大学に増やすことに貢献できれば、と願っています。