7月28日から4日間、名古屋キャンパスと南山学園研修センターにおいて「名古屋アメリカ研究夏期セミナー(Nagoya American Studies Summer Seminars、通称NASSS)」を国際交流基金日米センターの共催、愛知県教育委員会・名古屋市教育委員会の後援を得て開催しました。
NASSSは1950年、敗戦直後の日米関係の修復という国家的事業として、東京大学とスタンフォード大学の共同セミナーとして開始され、以来、第1次京都セミナー(京都大学・同志社大学)、札幌クール・セミナー(北海道大学)、第2次京都セミナー(立命館大学)と戦後60年近くにわたって開催されてきました。そしてこの伝統のある夏期セミナーが、今年度より5年間にわたって名古屋で開催されるに当たり、本学が主催幹事校の栄誉を担うことになったものです。
今年度は、「アメリカと諸宗教(America and Religions)」を年次テーマとして開催し、日本全国のみならず、アメリカ・韓国・中国・フィリピン・オーストラリアなどアジア・太平洋諸国からも著名学者と大学院生、そして地元一般市民の皆様も含め、総計300名のご参集を得て、好評のうちに終えることができました。
特に今回のNASSSでは、先に設立されたNASSS準備委員会(後に実行委員会と改称)において、半世紀以上にわたって積み重ねられた「専門家会議」としての伝統を受け継ぎ発展させつつ、新たな社会貢献をも試みようという意見の集積がなされたことから、「市民向けセミナー(初年度は全体会を同時通訳つきで一般公開して代替)」と「国際大学院生セミナー」という新機軸の企画が加えられました。これらの取組みを通じ、地元社会への貢献、将来の「地球社会」に備えるべく問題共有と解決のための共同の努力、そして共有されるべき価値観と倫理構築に向けた国際的リーダー育成への貢献を目指します。