南山大学
JapaneseEnglish
南山大学ホーム日本語トップ総合案内広報・コミュニケーション南山ブレティン158号No.7
南山ブレティン158号
1 - 2 - 3 - 4 - 5 - 6 - 7 - 8 - 9 
 私のクラス
 現実社会との接点で行う実践的教育
石川 良文
 
石川 良文 助教授
いしかわ・よしふみ
総合政策学部
総合政策学科 助教授
専攻分野は「環境政策学・地域経済学」。
長期研究テーマは「都市環境政策の経済評価」。
主な著書は「国際博覧会を考える−メガ・イベントの政策学−」(共著、晃洋書房、2005年)など。
担当科目は「都市環境論」「総合政策論III(環境行政論)」など。

 私が担当する科目は、必修科目である「総合政策入門」から専門的な知識を学ぶ「都市環境論」まで多様ですが、総合政策学部の特色である「総合政策プロジェクト研究」も担当しています。この授業は、いわゆるゼミナールに相当するものですが、私はこの授業を「総合政策学部で学んだことの集大成」として考えています。そのため、これまでの授業で身につけた知識や方法を基に、実践的な問題を設定し、調査し、結論を導く授業を行っています。
 私の総合政策プロジェクト研究は、3年次には学術研究としての専門知識をさらに深める授業を行い、4年次では各学生が卒業研究を進めますが、3年次ではこれ以外に実社会の問題に対するグループ研究も行います。
 今年度は、キャンパスがある瀬戸市をフィールドとして、瀬戸市役所と共同で「瀬戸市環境基本計画」の見直し作業を進めており、行政の計画づくりを支援しています。行政にとっては、計画づくりに必要な資料が手に入り、学生にとっては実際の社会で起こっている問題に対して行政と共に学びながら取り組むことができ、双方に有益なものとなっています。具体的には、アンケート調査やデータ分析による瀬戸市の環境特性の検討、政策検討のための市民ワーキングへの参加などをしています。
 瀬戸市では、近隣6大学との連携を図るため、「大学コンソーシアムせと」という組織をつくり、様々な事業を行っていますが、この私たちが行っている行政の計画づくりの支援は、その事業の一つとしても位置づけられています。
 学生は、実社会で起こっている問題に対して、もっと役に立ちたいと考え、授業以外の時間を使い自主的に課外的なプロジェクトを進めています。現在は、市民が環境に関心を持ち、少しでも環境に配慮した生活を送るためには、瀬戸市の環境に関する情報提供が必要だと考え、環境情報を盛り込んだ情報誌の作成を行っています。このような実践を通じて、学生達はさらに専門的な知識や方法を学ぶ必要性を感じ取り、大学で多くのことを学び取ろうと積極的に活動しています。