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157号
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No.9
この号のCONTENTS
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私のクラス
「スペインを生きる」
高橋 覚二
たかはし・かくじ
外国語学部
スペイン・ラテンアメリカ学科
教授
専攻分野は「現代スペイン語文法」。
長期テーマは「スペイン語動詞の用法」。
主な著書は「基本のスペイン単語」
(白水社、2006年度)など。
担当科目は「対照言語学」「スペイン語学特殊研究」など。
スペイン語圏の大学に授業を委託する「スペイン語実習」という科目があります。対象は1年生から3年生で、期間は2月中旬から3月中旬。教員が2名同行します。
学内で4回の事前授業、スペイン北西部の古都レオンでホームステイをしながら他国籍の学生との3週間の混成授業、その後は語学センターの美術講師の説明付きでのスペイン文化研修旅行、帰国後にまとめの授業1回から成ります。
現地での授業は、午前は5段階に分かれた十数名の混成授業、午後は南山生のみの授業です。最初は聞き取れなくて、話せなくて、泣きべそをかく学生も、そのうち笑って話せるようになるから現地での勉強はさすがです。
その後は、スペイン文化研修旅行です。イタリアに次いで2番目に世界遺産が多い国スペイン。その文化は日本人にとって馴染みの薄いイスラムの影響を抜きにしては語れません。10日間でそのめぼしい文化遺跡、史跡や美術館などを見学し、スペインの神髄を体感します。
レオンでスペイン人家族の一員になり、学校で異国の人と友達になり、皆と一緒に街に繰り出し、庶民の憩いの場であるバル(大衆スナック)で夜遅くまでスペイン語で語らい、研修旅行で各地を訪れるとスペインを生きているのだと実感できます。
スペイン・ラテンアメリカ学科の中心はスペイン語。これを駆使できなければ勉強にならないと気づき、そのためにはスペイン語文法に通じなければならないと悟ります。「先生、もっと勉強したい!」と、俄然勉学意欲が燃え上がるのです。この変化を目の当たりにできるのは科目担当者冥利に尽きるというものです。(「スペイン語実習」の担当者は原則として毎年変わります)