2005年、南山学園は米国オペレーションズ・リサーチ(OR)/経営科学学会(INFORMS)の伝統ある賞、フランツ・エデルマン賞で、最終審査を受ける6件に選ばれました。
ゼネラル・モータース(GM)に受賞は譲りましたが、最終審査を受けた組織に贈られるファイナリスト賞を受賞しました。受賞を記念し、10月28日、INFORMSから、前経営科学学会(TIMS)会長のピーター・ノルデン博士、伊倉義郎博士をお招きし、名古屋マリオットアソシアホテルで授賞式を行いました。
日本OR学会会長の今野浩中央大学教授をはじめとする学界、名古屋の産業界、マスコミ関係など80名を超える方々にご参加いただきました。
フランツ・エデルマン賞は、米国初のOR/経営科学のプロジェクトチームを編成し、めざましい成果を挙げたフランツ・エデルマン博士にちなんだ賞です。TIMSは彼の業績を称え、ORの実践を奨励するために、この賞を設けました。
この賞はTIMSから、TIMSが米国OR学会と合併して発足したINFORMSに引き継がれ、2005年で34回を迎えています。過去の受賞は、モトローラ、カナディアン・パシフィック鉄道、コンチネンタル航空、メリルリンチ、IBM、AT&Tなど米国をはじめ、世界各国を代表する大企業です。
南山は、2005年4月、米国カリフォルニア州パームスプリングス市で開かれたINFORMSの全国大会で、GM、アテネオリンピック実行委員会、プロクター&ギャンブル、食品会社のスウィフト、製薬会社のイーライリリーとともに、最終審査にのぞみ、マルクス学長、数理情報学部の長谷川教授、澤木教授、鈴木で南山のORを用いた業務改善について発表しました。
GMの2000億円のコスト削減に対し、南山は約3億円と削減金額が3桁違い、また、発表の準備にもGMはお金をかけていました。しかし、我々の発表も聴衆から高い評価を受けました。
発表が終わったときには、多くの聴衆から握手を求められ、非常にうれしかったです。発表の評価はGMと対等だったと思います。
今回の受賞は、マルクス学長をはじめとする大学執行部がORを適用して、業務改善しようという強い意思を示してくれたからこそ実現しました。事務職員の皆さんにもよく協力していただきました。
この場をお借りしてお礼を申し上げます。現在、ORを用いた業務改善は、プロジェクトNとして継続しています。プロジェクトNは、教員と事務職員が協力して、現在直面している難問をORの考え方で解決していく場です。図書館の雑誌購入の見直し、東海・東南海地震注意情報発令時の対応策の策定、入試広報の方法の検討など、毎月1回の会合では、メンバー全員で知恵を出し合っています。
皆様のご協力をお願いするとともに、何かお困りのことがありましたら、是非お気軽にご相談ください。(数理情報学部教授 鈴木 敦夫) |