神父を目指し、神学と哲学を学んでいた神学生時代。しかしある日、ドイツから日本の神学校へ編入してしまいます。
- 編入の理由は?
- 「常々、宣教師として外国で働きたいと思っていました。だったら一刻も早く外国に、つまり日本に行きたいと思ったんです」
- なぜ日本を選んだのですか?
- 「2学年上だったマルクス前学長(現南山学園理事長兼南山小学校長)が、南山大学の外国人留学生第一号として日本に行ったんです。そういう生き方もいいかなー、と思って」
- 日本へのあこがれが強かったのでしょうか?
- 「いいえ、全くありませんでした(笑)。日本にいるマルクスと手紙のやり取りをしていましたが、日本に関することは何も書いてなかった。だから、日本について何も知らなかった。ただ、マルクスが日本にいるから自分も、と。日本を選んだのは・・・、たまたまですね(笑)」
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何はともあれ、運命に導かれ(?) 来日。日本語を習得するため、日本語学校に入ります。
- 初めての日本の印象は?
- 「当時暮らしていたのが鎌倉だったんです。だからひっきりなしに修学旅行のバスが来る。降りてくる学生は、みんな同じ服を着て、同じ顔をして、当時の私には理解できなかった日本語を話して・・・。みんな真面目そうだな、と思いました」
- 多くの外国人の方から、日本語は難しいと聞きますが・・・
- 「とても難しいですね。日本語は今まで学んだ言語と文法が全く違う。単語を覚えるのに苦労したし、漢字の多さにも参ってしまい・・・」
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母国語ドイツ語以外にも、わずか3ヶ月でマスターした英語、さらにはフランス語・ラテン語・イタリア語・ギリシャ語・ヘブライ語など、多くの言語に堪能なカルマノ学長。しかし、日本語の習得には相当苦労されたようです。
苦労の甲斐あって、今では日本人以上に日本語を多彩に操ります。
もう一つ、日本の第一印象として強烈に心に刻まれたことがあるそうです。
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- それは・・・?
- 「ムカデにビックリしたんです。部屋に出るんですよ!」
- 毎日ムカデと格闘していたのですか?
- 「いいえ、静かに見守っていました。私は適応力が高いから、どんな状況もすぐに受け入れることができるんです。人からはよく鈍感だと言われますが…」
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