
2010年12月13日
11月20日、東京の日仏会館ホールで開催された「2010年度フランス語コンクール」において、本学外国語学部フランス学科 有賀笑さんが2位エールフランス賞を受賞した。
財団法人日仏会館主催フランス語コンクールは、フランス語教育の振興と普及、文化の多様性を重視した複眼的思考を養成することを目的に、日仏修交150周年を記念して2008年から開催されている。
有賀さんがフランス語コンクールの存在を知ったのは2年前の秋、当時のフランス学科4年生の先輩2名が同コンクールの決勝大会に進出し、その練習に立ち会ったことがきっかけで、その頃フランス留学を決心していた有賀さんは、日本に帰ってきたときには必ず参加しようと心に決めていたそうだ。
フランスに留学した当初、ホームステイ先から大学の寮へ引越しをした際、手伝ってくれていたある友人が、お腹が空いたという意味のある若者言葉を口にした。有賀さんはその言葉を聞いたとき、まったく意味がわからず衝撃を受ける。そしてこのことをきっかけに日本に居た頃には想像もしなかったフランスの若者言葉にも耳を傾けるようになり、その言葉が生まれた社会的背景など言葉の裏にあるさまざまな問題についても見識を深めていくようになる。
今回のコンクールにおいて有賀さんは、フランスの若者言葉をテーマに、彼らの創造性に着目した提案を行った。「進化する言語への期待」と題したそのスピーチはフランスに留学していた有賀さんならではの新鮮な切り口で、審査員からも「若者の言葉は批判されがちであるが、そこに新たな可能性を見出す発表だった」との講評を得、見事2位エールフランス賞を受賞した。
今回の結果について有賀さんは、南山大学における学生生活と留学先で出会ったさまざまな人々との触れ合いの賜物だと自身で振り返る。留学先の大学では、遺伝子組み換え食品や人工甘味料の問題、フランスの文化政策についてなど、さまざまな時事問題について議論、発表する機会があり、その議論を通じて世界がさまざまな文化、思想を持った人々の共生の上に成り立っていることを痛感したそうだ。有賀さんはこうした経験を生かし、将来は日本とフランスの架け橋的な役割を果たすと同時に、さまざまな国の人が共生できる世界作りに貢献していきたいと考えている。
さて、今回ご紹介した有賀さんをはじめフランス学科の有志学生が、フランス語を話すことを目的に「ふらくら」という課外活動を行っている。フランス学科の学生やフランス語を話す外国人留学生別科生などが気軽に集まり活動を行っているので、興味のある方はぜひフランス学科合同研究室を訪ねて欲しい。
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