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南山大学人類学博物館所蔵・大須二子山古墳出土品が名古屋市指定有形文化財に指定

2009年9月16日

2009年9月2日、南山大学人類学博物館所蔵の大須二子山古墳出土品29件120点が名古屋市指定有形文化財に指定されました。

大須二子山古墳は名古屋市中区門前町に所在していた古墳で、戦後すぐの道路建設工事、その後の大須球場建設、スケートリンク建設という相次ぐ土木工事のため、調査されないまま滅失してしまいました。現在、古墳のあった場所は名古屋スポーツセンターになっています。古墳そのものは消滅してしまいましたが、その出土品は郷土史家等によって蒐集され、それらの多くが南山大学人類学博物館の前身の組織である、南山大学人類学民族学研究所に所蔵されることになりました。

大須二子山古墳出土青銅鏡(画文帯神獣鏡)

大須二子山古墳出土馬具(f字形鏡板付轡)

大須二子山古墳出土品の中でも青銅鏡、甲冑、馬具は日本列島の古墳文化のみならず、東アジア古代史を研究する上で、非常に貴重な資料として、これまでの多くの研究者がその重要性を指摘してきました。このたび、その重要性に鑑み、そうした優品のみでなく、出土品一括が名古屋市の指定文化財に指定されました。

大須二子山古墳出土品は、南山大学人類学博物館にて展示中です。今回の名古屋市文化財への指定を機に、さらに多くの方が来館し、ご覧になっていただければ幸いです。

また、南山大学人類学博物館オープン・リサーチ・センターでは、多くの研究者の協力のもと、大須二子山古墳のさらなる研究を続けています。昨年度のシンポジウムにて、過去の航空写真等から、失われた墳丘の規模が推定されたことは、その成果の一例です。今後も研究会・シンポジウムにて研究成果は公開されます。参加は無料です。多くの方のご参加をお待ちしています。