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かつて「公害大国」と呼ばれた日本は、その後の努力により、「公害を克服した国家」という評価を受けるまでになりました。公害対策・救済の場面で法制度が果たした役割は、民事法理論・民事裁判における発想の転換をはじめとして大きなものがあります。また、立法面においても、「事後的な公害対策から積極的な環境保護へ」という動きが見られます。
他方、現在の環境問題は、国境を越えるばかりでなく、世代をも超え、「環境」概念そのものも拡散しています。こうした中で、法制度は、環境保護にどのように貢献できるのでしょうか。本日は、法制度への期待とその限界について考えてみます。
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